2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夜学バー "brat"

よく行くバーがある。初めて行ったのはいまから2年前の7月だったと思う。 その当時(いまもだが)僕はひとりで飲み歩くのにはまっていて、なぜそんなことにはまっていたのかと言うと、お家に帰りたくなかったからだった。そのとき僕は白山にあるちいさな民家…

夏休み 1

ある時点から人生が無期限の夏休みに突入してしまっている僕に直接の関係はないが、いちおう夏休みシーズンということになっている。今週は夏的なアクティビティをいろいろした。本稿では、その今週行った夏的なアクティビティについて述べて、最後に楽しか…

Laundromat(イギリス英語ではlaundrette)

Laundromatというのは「コインランドリー」を表す英単語である。なので(まあ見た目からそうなのでとくに驚きはないが)コインランドリーというのは和製英語だということになる。 僕自身も長いあいだ条件の悪い住宅に住んでいたので、コインランドリーにはけ…

やる気があるのか? 湖南市公式VtuberのMinami

どのようにして決裁者を納得させたのかはわからないが、滋賀県の湖南市では今年の3月から、公式Vtuberによる自治体のプロモーション活動を行っている。 気合いと予算の入ったスタイリッシュなロゴを筆頭に、背景や3Dモデルは統一感をもってデザインされてい…

自分の短歌にも点数をつける

短歌という、5・7・5・7・7で季語がないものがある。僕はけっこう長いあいだ短歌を趣味にしている。紙に載ったことも何度かあるが、基本的に自分の作品が人に読まれるかどうかはどうでもよく、ただひたすら自分で読みかえして反省したり評価したりしている。…

絶対音楽、クリプケンシュタイン~ブライアン・エヴンソン『ウインドアイ』~

音楽をふたつに分けるある基準があって、それが、「音楽以外のなにかを表そうとしているか」である。たとえば、勇ましい旅の光景を表している(と思われる)ドラクエⅢのフィールド曲「冒険の旅」はこちら側のカテゴリに当てはまる曲、ということになる。そう…

君がMighty Heapを知っているか?(ロシア通を気取るあなたはとくに?)

Mighty Heapという(おそらく)ロシア人によるプロジェクトがある。ロシア語圏の伝説的な名曲を、初音ミクのボーカルで、機械翻訳した日本語歌詞でカバーするというこれまでにこの世界にはなかった作品を世に送り出している。 ろうそくを点灯したとき 心が温…

自分の大喜利に点数をつける 3

さっそく自分の大喜利に点数をつけていきたいと思います。 4分間笑ったわ。 pic.twitter.com/xCj9jVFgQ8 — soudai (@kageboushi99m2) August 7, 2018 うーん、なんともいえない。これはジャンルとしては、「お題の画像の目立たないところに目をつける」系の…

この5ゴールを見てくれ

7月20日土曜日、明治安田生命J1リーグ第20節、5-2で湘南ベルマーレに勝利。5-2。美しい数字だ。2はどうでもいい。5点。5! 本当に美しい。 1点目がこちら。映像には映っていないが、荒野の「外にパスを出すよ?と体の向きでフェイクを入れつつ、敵の守備の意…

赤坂〜六本木〜乃木坂

今日は赤坂のあたりを散歩していた。僕はおしゃれなエリアはあまり好きではないのだけど、好きではないからといってなにかを回避することもあまり好きではない。とりあえず目的地ひとつ手前の国会議事堂駅で降りよう、と思ったが出口を出たら溜池山王駅だっ…

今さらわざわざ「良い」と思う必要もない曲なのかもしれないけど

すでに世の中のたくさんの人が聞いていて、その良さをはっきりと知っていて、とくになにか付け加えて面白いことを言えるわけでもない、いまさらわざわざ「良い」なんて言って話題にする意味なんてない、と思っちゃうんだけどやっぱり良いなあと思っちゃう、…

バザールへ

空軍の目標が私でないことはわかっていた。しかし、反射的に動いてしまった身体を止めようとは思えなかった。アラートがかかった頭は必要なたったひとつのこと、身を隠すことだけを考え、体はそのためだけに動いた。震えながら動いたあとは、微動だにしなか…

ささやき姫

ぼくのクラスには姫と呼ばれているお友だちがいた。だれが姫って呼びはじめたのかはぼくは知らないけれど、理由はわかる。そのお友だちはいつも長いふわっとしたスカートを着ていたっていうのと、名字が姫川だったから。先生ですら、ふざけて姫川のことを「…

アマチュア組み分け帽子

ひさびさに会った先輩とハリー・ポッターの話になり、それからその場にいたひとや共通の知人がもしホグワーツに入学したらどの寮に組み分けされそうか?という話で盛り上がった。この話題は、ハリー・ポッターという世界的コンテンツと「噂話」というこれも…

The High Diversのことを教えたくない

The High Divers (公式ホームページ) 最近、The High Diversに夢中になっている。サウスカロライナ州、チャールストンのバンドで、ということはBand of Horsesなどと同じ土地の出身ということになる。これは本当は教えたくない情報だが、(おそらく)まん…

東京タワー~東京スカイツリー

浜松町に用事があったので、ついでにそこから家のある荒川周辺まで歩いて帰ってみることにした。ちょっと距離はあるが、僕にはそれ以上に時間がある。 スタート地点は増上寺。お参りしていこうと思ったが、お香的なのが置いてある本格的なお寺だったのでちょ…

商店街~公園~川

三ノ輪の商店街が熱いという話だったので散歩しながら見に行ってみた。 それはディープすぎる。 pic.twitter.com/sPYNCmtzCD — soudai (@kageboushi99m2) July 13, 2019 商店街にたどり着くちょっと前にこういうのを見つけた。ツイートしたときは気づかなか…

推しbot

Twitterにはbotというものがある。人力ではなく自動でツイートをしているアカウント、というくらいのものだが、ひと口にbotといってもネタの面白さや知名度、技術力などにおおきなバリエーションがある。そのなかでも個人的に好きなbotをいくつか紹介してい…

耳なし

お客さん、「耳なし」って話ご存知ですか? あ、すみません。……なんだかお暇そうにしてたので、つい声をかけちゃって。よかったら暇つぶしにでも聞いてほしいんですけど。……あ、いや、話っていうほどたいした話じゃないんですけどね。 僕、午後はここでお店…

『青が破れる』

ひとを殴る覚悟は、ながい時間をかけて育て、スタミナと手数でその真実を補強しなければならない。ひとがおもうよりずっと人間にダメージを与えるのは難しい。一発殴るなら、かならず五発十発と殴りつづける覚悟がないと、一発すらまともなパンチは出ない。 …

Peach Pit - Drop the Guillotine

皆さんはローゼンメイデンのドールのなかではだれがいちばん好きですか? 僕は蒼星石がとてもすきです。「許可をもらってない」と言って桜田ジュンの部屋に入ろうとしないシーンと、「マスターの… ジュン君の許しがないと 服を脱ぐのは…」のところが最も好き…

歌集『水中翼船炎上中』

水中翼船(すいちゅうよくせん)、または、ハイドロフォイル(Hydrofoil) とは、推進時に発生する水の抵抗を減らす目的のため、船腹より下に「水中翼」(すいちゅうよく)と呼ばれる構造物を持った船。(水中翼船 - Wikipedia) 『水中翼船炎上中』は穂村弘…

19’シーズンJ1リーグ第18節 札幌vs松本

J1リーグには18個のチームがあり、1シーズンのなかで各チームはほかのチームすべてと、ホーム&アウェイで計2試合ずつ対戦する。なので、17試合が終わった時点でリーグは折り返しとなる。後半戦の初戦となる第18節は7/6と7/7に行われた。 北海道コンサドーレ…

「むかない安藤」が好きすぎる

むかない安藤という男をご存知だろうか? 知らない場合はまずは動画を見ていただきたい。10秒で終わります。 デイリーポータルZで(おそらく)ライターをされているかたで、そのかたわら、むいて食べたほうがよいとされている食べ物たちをむかずに食べるとい…

秋葉原〜湯島

鍵を持ち歩く生活が久しぶりだったということもあり、すでに3回くらい鍵をなくしかけている。探したらすぐ見つかってはいるけれど、もしなくしたらと思うとひやっとする。 一般的に、ものの失くしにくさと見つかりやすさはそのものの体積に比例する。退去も…

歌集『朱夏峠』

宮田宏輔の『朱夏峠』という歌集を読んだ。歌集というのは短歌(5・7・5・7・7のやつ)がたくさんまとめられているアルバムのようなものです。最初に出てきた短歌がこちら。 空きビルと空きビルの間。おびただしき吸い殻拾うわれと生徒ら いくつか買い物の候…

幡ヶ谷

わけあって短期間だけ幡ヶ谷に住んでいる。昔友人が住んでいたので一度か二度くらい訪れたことはあるが、いずれも深夜、泊めてもらうために新宿から歩いて行き、翌朝二日酔いの状態で即帰るという感じだったのであまり訪れたという雰囲気ではなかった。 初台…

さらに良くして、もういちど~「ガールズ&パンツァー 最終章第2話」~

(具体的なネタバレはありません) ガールズ&パンツァーは僕の人生にとって重要な出来事だった。はじめてガルパンを見たときのことはけっこうはっきりと覚えている。劇場版が公開されて半年ほどが経ったころで、「ガールズ&パンツァー」という、ガールズが…

陳列棚はいっぱいになった

付近で戦闘があると、僕は直ちに弟たちを呼び集めて作戦会議をする。戦闘の始まりは、気配ですぐにわかる。どんなに訓練された小隊どうしであっても、だれにも気づかれずに戦うなんてことはできないから。しかし戦闘の終わりは、そのときが来るまでわからな…

シチュエーションと緩急、「ななしのアステリズム」

ななしのアステリズム、というマンガをご存知だろうか? 世間では商業的な百合ブームが起きているが、その陰で忘れ去られようとしているひとつの名作がある。 ななしのアステリズム(1) (ガンガンコミックスONLINE) 作者: 小林キナ 出版社/メーカー: スクウェ…