一応ビートルズは、代表的な曲だったりたまたま映画や本に引用されていたものを聞いたりとかで、ちょっとだけ聞いたことがある。どの曲を聞いてもちゃんと感動するので、そのたびに「やっぱり評価されているひとたちは違うんだなあ…」と思っていた。
ただ最近、もうすこしビートルズに深入りしてみたい、という気持ちが湧いてきている。なので、掘り下げて詳しくなってしまうまえに、とりあえず現時点のあまり知らない状態でのビートルズの好きな曲ランキングを決めておきたい。
ビートルズメンバーの数にちなんで、Top7まで発表していく。
7位 Let It Be
正直、合唱曲みたいなピアノととつとつと歌う序盤部分はあまり好きではないのだけど、サビの「Let It Be」連呼が意外にメロディアスなところとか、そのあとのドラムとベースが加わった以降の表情の豊かさで考えが変わってしまう。
一曲に入っている部分の量が単純に多くて、どこかが気に入らなくてもほかの部分を聞いて印象が変わる曲がけっこうある、……という印象をビートルズに対してはなんとなく持っている。
6位 Lucy In The Sky With Diamonds
ビートルズはサイケデリックな曲も好みです。この曲は曲も面白いんだけど、どちらかというと表現がリッチで、後続のいろいろな作品・出来事のインスピレーションの元となっている歌詞が良いなあと思う。
この曲は人類学上の発見にも影響を与えた。1974年11月24日にドナルド・ヨハンソンとトム・グレイはエチオピアのアワッシュ川下流域で318万年前の化石人類、アウストラロピテクス・アファレンシスの女性の骨格を発見した。その作業時に本作が流れていたことから、その化石人骨は「ルーシー」と名付けられた。
2004年2月13日に、ハーバード大学の天文学者は白色矮星ケンタウルス座V886星の発見を発表した。ケンタウルス座V886星は炭素で構成され、最大で1034カラット (2×1030kg、太陽質量程度) が結晶化してダイヤモンドになっていると考えられた事から、彼らはその星を本曲に因んで「ルーシー」と名付けた。
5位 With A Little Help From My Friends
これもいい。
4位 Help!
これもいい……。
ごめんなさいね。あんまり知らないんでそんなに毎順位に書くこともないんですよ。しばらくしたらいっぱいビートルズについていろいろ話せるようになるから待ってて。
3位 She Loves You
生まれて初めてひとりでした一人旅が、高2のとき家族で行った北海道旅行で無理言ってもらった半日間の別行動だった。そのときに、小樽と札幌の中間くらいにある銭函という駅で降りて、ちいさな喫茶店に入って、そこにあったジュークボックスでかけたのがこの曲だったのだけど、ただでさえはじめて聞いたレコードの音が、はじめての一人旅というシチュエーションに響いて、人生で一番忘れられない音楽体験のひとつになった。
そういった個人的思い入れとは無関係に、勢いもあるしいい曲ですよね。
2位 Julia
この曲はメロが好きすぎて一撃でメロメロになった。簡単に気持ちいい走り方をせずに、かといって失速もしないで進んでいくメロディーはこの世にふたつとないのではないか。
けだるげでちょっとエロティックなボーカルもいいですね。
1位 Across The Universe
圧倒的にいちばん好きな曲はこれです。サイケデリックで「時間」「空間」を感じる曲全体の雰囲気や、サビの「ジャイクルーディーヴァー」という呪文の神秘主義的な感じ、「Nothing's gonna change my world~」という達観した精神性が非常に好みだ。
本当は8位に「Back In The U.S.S.R.」もいれたかったんだけど、8だとビートルズの人数と合わなくなっちゃうので諦めました。ちょっとビートルズについて深まった将来の自分がこれを見返してなにを思うか、今から楽しみです。