「YAH YAH YAH」の歌詞ってどのところも「わかりすぎる…」となりませんか? ふつうのJ-POPの歌詞というものはわかるところと「ん?」となるところの両方が基本はあると思うのですが、「YAH YAH YAH」はすごくて、全部完全に納得できるんですよ。
というわけで今回は個人的、「YAH YAH YAH」の歌詞わかりすぎる順ランキングを上げていきたいと思います。5位から順に。
[MV] YAH YAH YAH / CHAGE and ASKA - YouTube
5位 掴んだ拳を使えずに 言葉を失くしてないかい
めっっっちゃわかる。わかるというか、7歳ぐらい以降の人生、ずっとこの状態だといっても過言ではない。
やっぱ僕自身は腕力が強いか弱いかで言えば弱いほうの人間だったので、こういう感じで悔しい思いをしていることが何度あっただろうか。で、殴るのをあきらめちゃうと、自然と言葉も出なくなっちゃうんですよね。暴力ではなく言葉で話し合おうよ、というのが教科書的な答えなんですけど。
この辺のジレンマをぴったり表現した、わかる歌詞の代表例と言えるのではないでしょうか。
4位 百ある甘そうな話なら 一度は触れてみたいさ
これもわかる。絶対に何らかの詐欺だとわかる話だって、1回くらいなら「はは笑」とスルー出来るんですよ。でも、人生には調子のいいときと悪いときがあって、100回話があってそれがたまたまどん底のときに当たると、そこにすがりたいという気持ちを抑えることが不可能になってしまう。
俺も昔「世間からは評価されていないけど本当は才能があるあなたをお金が余っているキャリアウーマンが応援します」みたいなマッチングアプリの事前登録に応募したことあるもんな。その時の僕はまさにこの状態であった。
「触れてみたいさ」となんか自分側に主体性があるような言いかたをしてるのもね。わかる……。
3位 夜明けだ朝だと騒ぎ立てずに その眼を開ければいい
これはもう、真理すぎて、目覚まし時計にした方がいいね。起きなきゃなと思いながらも理由をつけてベッドにとどまっている時間があるじゃないですか。あそこで「目を開ければいい」と思えなかったらもう負けなんですよ。
負けというか、そう思えない時点で、起きるとか起きない以前に、いまの仕事や所属組織は自分に向いているものなのか、自分の人生プランはこれで正しいのか、そこを考えたほうがいい。
目を開けて起きるか、一から考え直すか。この二択だということが「いま目を開けれるかどうか」への答えからわかってくる。頑張って起きなきゃとか、早寝しなきゃとか、いい目覚まし買わなきゃとかそういう小細工はぜんぶ「騒ぎ立て」なんですよ。
YAH YAH YAHはいつでも本質をついている。
2位 必ず手に入れたいものは 誰にも知られたくない
わかりすぎる…。必ず手に入れたいもの、誰にも知られたくなくないですか?
僕はそもそも秘密主義者で、自分の目標を友人や家族や恋人に一切話したことはないのですが、そこまで極端じゃなくても、自分がそれに向かって打ち込むものをできれば自分だけのものにしたいと思うのは本源的な感情なのではないでしょうか。
逆に、目標を紙に書く人*1とか、引き寄せの法則と言ってよく口に出す人がいるじゃないですか。あれは賢いなと思っていますね常々。ダミーの目標を口に出しておくことで他人の目をそっちに向けておいて、その隙に自分だけの秘めた、必ずかなえたい目標を達成するつもりなんですよ。僕は嘘をつくつもりはないのでただただ黙っていますが、陽動作戦を使う人を否定するつもりはない。
1位 勇気だ愛だと 騒ぎ立てずに その気になればいい
まあ~、これが一位ですよね。だれがこのランキングを作ったとしてもこうなるのではないでしょうか。実際順番が逆で、「その気になった人間」の姿、何か違った魔塔オーラみたいなのを周りの人が見て、そこで初めて「勇気」とか「愛」とか名付けた、というのがおそらく正しい順番なんでしょうね。愛とか勇気の。僕が偉そうに言うことじゃないかもしれませんが。
ほかにも、「いっそ激しく切ればいい 丸い刃はなお痛い」や「傷つけられたら牙をむけ 自分を失くさぬために」など、今回惜しくも選外でしたがでもわかる度合いでは引けを取らないいい歌詞がたくさんある楽曲だと思います。
みなさんのYAH YAH YAHの歌詞わかりすぎる順ランキングもぜひ教えてくださいね。
例外
ここはよくわかんなかったです。