見ました? いま興奮冷めやらないです。
相談無しで、5人で"2分ぴったり"の「チャレンジ成功ムービー」を完成させろ!!!!!
こちらが当該動画。最初に「チームはバランスが大事」みたいなことを言って始まるのが、「5秒、10秒、……50秒というように『足して2分』になる目安時間をそれぞれ与えられたうえで、5人が何らかのチャレンジを考えてそれを事前に動画に撮ってくる。それを集まりの場でつなぎ合わせて、見事合計の尺が2分±2秒になっていればクリア」というチャレンジ企画である。
最初企画を聞いたときは「ふーん」とだけ思ったのだけど、見てみたら本当に面白かった。はじめは瞬殺即終。で、終わりに近づいていくにつれて「企画達成か?」のドキドキが、動画の尺自体の間延びにクロスフェードしていくように盛り上がりを添える。一つ一つのチャレンジの質自体はピンキリだけど、並べてみることによってクソチャレンジは笑えて見えるし、面白チャレンジは「その手があったか!」となる。
「小さいとしみつ」や、鑑賞会前の「前回どの順番で座ってたっけ?」でひと揉めするくだりなど、動画の本筋とは関係ない部分も新規性が盛りだくさん。最後の落ちも、……なんの動画で出たっけ、忘れましたが「あのときのあれだwww」となって良かったです。*1
だれかが積極的に面白いことをしに行ったり、あるいはチャレンジ本筋として面白を大々的に目指しているわけではないんだけど。
でも、動画をつなぎ合わせることで生まれるテンポとか、チャレンジの目測の誤り・失敗、そしておなじ枠組みでチャレンジを繰り返すことによる変奏曲的な展開が加わって、……これらのひとつひとつの要素が組み合わさってこれまでにない面白い動画になっていると思う。総合芸術として傑出している。どこか上品ささえ感じる。
とくにとしみつがざーっと机に出したアポロをひとつづつ立てはじめたときは腹が取れるくらい笑った。「スーパーを歩いていたらこれを思いついた」の、エンターテイメントの才能カンストしてるって。
「ロブスターじゃんけん」や「氷漬けの1万円を救い出せ」と並ぶ、東海オンエアの傑作回、……ひいてはYouTube史上に残る傑作回だったといえるのではないでしょうか。*2
*1:「「利き○○」の世界一を決める決勝戦を行います。 - YouTube」でした。思ったより最近の動画でめちゃ当たりつけるのに時間がかかった。
*2:「ロブスターじゃんけん」については「べつに好きだったわけでもないけれどなんとなく見ていた ほか - タイドプールにとり残されて」に詳しい。