最近夢中になっているTwitter上のシーンがこちら「女の子大喜利」である。ペンギン大喜利*1で死ぬほど笑ってた学生時代以降こういう大喜利主催アカウントはずっと好きなのだけど、「女の子大喜利のお題」はちょっとユニークな大喜利の世界を作っていて、さかのぼってたくさん読んでしまった。
【お題】
— 女の子大喜利のお題 (@oogiri_ON) 2021年10月9日
「操作してるキャラがダメージを食らった時『痛っ!』と言う」「カーブを曲がる時自分の身体も曲がる」とかなら分かるけど、それは何?と思った、ゲームにのめり込んでる女の子の言動#女の子大喜利のお題
このように一日一回、なにかしらの「女の子」にまつわるお題がツイートされ、フォロワーが回答をリプライする。その中で「女の子大喜利のお題」さんがぐっと来た回答が、炎マークの数でぐっと来た度合いを表しつつ改めて引用ツイートされる。
🔥🔥🔥🔥🔥 https://t.co/E8ksV65epW pic.twitter.com/Spz2No0Nmw
— 女の子大喜利のお題 (@oogiri_ON) 2021年10月9日
炎マークは6個あれば最大値。炎4以上をマークした回答はツイートで取り上げてもらえるようである。
https://twitter.com/oogiri_ON/status/1429417596189765634
この「女の子大喜利」、回答が「女の子」というイメージに向けている視線と大喜利としての面白の狙いかたとのマリアージュがなんだかとてもいいんですよね。
うっすらと理想化された、現実にはいない「かわいい」存在としての女の子に感じている「萌え」みたいなのが、下ネタなしの、ちょっと迂回した言い回しで表現されていて、その(いい意味での)キモ愛おしさがいい感じにくすっとできる、そんな感じの独特な大喜利シーンになっていると思う。
https://twitter.com/oogiri_ON/status/1420343252985606148
そのまなざしかたに面白さを感じる部分も大きいのだけど、大喜利としての通りも立派な回答が並んでいる。前提をひっくり返すような壊す笑いは少なく、「女の子」というコンセプトやお題に沿った上で秀逸性のある回答が多い。
これは、お題を出して回答をセレクションして紹介する主催者サイドがちょっと狙って、繊細にコントロールしている結果なのかなと思った。
https://twitter.com/oogiri_ON/status/1402609620091211785
これとか最初は「?」となったのだけど、そういう意味か……、とわかって一瞬笑ったあとものすごい量の「かわいい」が押し寄せてきてびっくりした。ギャグもめちゃめちゃうまいひとの、萌え4コマ漫画のシチュエーションだけ摂取しているような気分ですね。萌え成分が成分だけストレートに来るこの感じは味わうとやみつきになるひとも多いのではないでしょうか。
https://twitter.com/oogiri_ON/status/1445359806433280002
個人的に傑作だと思うのはこれ。ワードパワーで面白いし、「マンガン電池」と「どうでもいい恋愛」を結びつけたのは完全に「詩人の世界」に入ったと思う。