図書室の思い出

 

 もう今ではいっさい本を読むことはなくなってしまった*1が、子供のころは学校の図書室の常連だった。たまーにクラスで開催されることがある、読んだ本の枚数シールがもらえて、それを掲示された紙に張っていって競う「読書リーダーを決めよう」みたいなイベントでもしっかり上位ランカー*2であった。

 

 そんな時代の愛読書をいま検索して見つけて懐かしむ、というのにはまっているので、一部を紹介していきたい。

 

こども10大ニュース〈1990〉- Amazon

 ひとつめがこちら「こどもニュース研究会」著のこども10大ニュースである。これ好きだったんだよな。ニュースの解説の合間にポスターが入っていたなあ…。

 

 すみません。今日は懐かしむだけで、なにがどうだったとか、ここがいまでも役にたっているとか、そういうのはないのですが……。

 

1 東西ドイツ統一
2 小選挙区比例代表制答申
3 合併で新銀行が誕生
4 女子高校生校門にはさまれ死亡
5 サッチャー英首相辞任
6 生体部分肝移植の裕弥ちゃんの死亡
7 長崎市長、銃撃される
8 働く女性三人に一人をこえる
9 ペルー大統領に日系フジモリ氏就任
10 「花の万博」開かれる

こども10大ニュ-ス 1990 / こどもニュース研究会【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

 ちなみに「10大」の内容はこんな感じらしい。これが各年ごとにあるんですよね。渋いな。

 

液体インベーダー :R・M・ファーリィ/福島正実 - 国土社

 このシリーズも懐かしい……。液体生物と科学者が戦う話なのですが、最初に液体生物に攻撃されたとき、ある科学者がとっさに手元の塩酸をぶちまけて液体生物を撃退するんですけど、その時「科学者ってのは何かあったとき、手元にある薬品で反射的に中和しようとする性があるものなのサ…」みたいなことを言ってて、子供のころの僕は「科学者ってスゲー…」と思い、そのあと4年くらい将来の夢は科学者でした。

 

漫画人物科学の歴史 世界編13巻・日本編5巻・別巻2 全20巻(山崎正勝・木元忠昭・奥山修平 監修指導) / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」

 科学者と言えば、この科学者マンガシリーズも好きで一通り読んだと思います。とくに好きだったのはジョージ・ガモフとアルフレッド・ウェゲナーの巻で、とくにガモフは科学者としてのキャラクターも良くてすごい好きでした。

 伝記漫画なのに最初にガモフとガモフの友達が陽子と中性子になって原子核でくっつく*3ところから始まるのが前衛的*4でよかった。

 

 あとは、仁科芳雄と、ワトソン&クリックが好きでした。あと、ラヴォアジェ! 最後なぜか*5ギロチンにかけられて死ぬのですが、それがかわいそうで好きになった。子供のころのマイアイドルたちです。

*1:かわりにYouTubeTwitterを見ている。

*2:絵本を毎日上限いっぱいまで借りて上を目指す要領いい子たちもいるので1位にはあまりなれなかったが。

*3:そして中間子をやり取りしておたがいに入れ替わり合って溶け合う。

*4:もちろんガモフとガモフの友達が陽子と中性子になって原子核でくっつく、といった史実はない。

*5:子供だったのでそんなに意味は理解していなかった。