ジョジョの奇妙な冒険、好きなスタンドランキング

 

 愛着のある話題だが、だからこそシンプルにいきましょう。個人的な「好きなスタンド」ランキング、以下のとおりです。

 

10位 ウェザー・リポート

 「ウェザー・リポート」という日常の言葉が攻撃能力の名前になっているところがかっこよくて好きです。攻撃能力ってやっぱり「ファイヤー・ドラゴン」とか「アルティメット・ブレード」とかよりこういうののほうがかっこいいじゃないですか。

 

9位 ヘブンズ・ドア

 これは「好きなスタンド」としてはかなりありきたりな選択肢なのだけど、本好きで、インターネットでいろいろなひとびとの書いたテキストを読むのが好きな人間としてはさすがにこれを選ばないと嘘になってしまう。

 好き放題やっていろいろなひとに敵視されてもぜんぜん問題ないくらい「強い」スタンドだというのもポイントが高い。もし何かひとつもらえるとしたら、これになるというひとは多いのではないでしょうか。

 

8位 ペイズリー・パーク

 これも「現実にもらえるとしたら欲しい」系の能力ですね。こういう「とりあえずなんとなく使っていればアド」系統だと、これまでは「ドラゴンズ・ドリーム」をウィッシュリストにいれて、「でもドラゴンズドリームかあ…?」と悩むしかなかったのだが、8部でよりわかりやすい、気兼ねなく選べるスタンドが出てきてくれた。

 マップアプリの画面をモチーフにしたデザインがとてもかっこいいのでその点でも推せる。

 

7位 マンハッタン・トランスファー

 ご高察のとおり能力そのものに惹かれるところはないのだが、このスタンドに関しては見た目がとても好きなんですよね。好きなポケモンの回でもちょっと漏らしたけれど、こういう無機質なデザインの、生命なのかそうじゃないのかよくわからない浮いている相棒、というのがけっこう好きなんです。

 積極的に欲しがるほどではないが、配られたのがこのスタンドでも全然了解。戦いの人生をポジティブに生きていけるのではないかと思う。

 

6位 ハーヴェスト

 現世利益を考えるのであればこれもやっぱりどこかには入らないと嘘になってしまう。ただ、「ハーヴェストが圧倒的1位でしょ笑笑」みたいな感じで茶化すオタクにはなりたくはないものだ。どのスタンドが好きか、というのはもうちょっと、個人のロマンとか美的感覚が反映される話題だと思うんです。

 

5位 キャッチ・ザ・レインボー

 雨は降りそそいでいるとは限らない……。

 

 すみません! 決め台詞から先に言ってしまいました。作中での実績や冷静になってから考えた強さは「微妙」のひと言ですが、でも第一印象では「素敵…!」となってしまうくらいにはかっこいい。

 「このスタンドが欲しい」というよりは、スタンドの設定に備わっているロマンがすごい好き、……という意味で好きなスタンドです。でも、ぶっちゃけ「スタンドを配るから選んでねー」って酒飲んでるときに言われたら、「これ!」って言っちゃいそうだ。そして100%あとで後悔するね。

 

 「雨を止める」能力なのにスタンド名は「キャッチ・ザ・レインボー」というずらしもきれいに効いていていいですよね。この題材でこれを上位に置く人はあんまりいないと思いますが、ちょっとこのへんでオリジナリティを発揮しておきたいと思います。

 

4位 ストレングス

 シンプルにでかい乗り物はいいよね、というのと「ストレングス」という名前とのつきかたがとてもいいスタンドだと思う。あと、そのものとしての資産価値がおそらくいちばん高い*1というのもポイントだ。

 これがあればこれを元手に事業をすることもできるし、世を捨て孤立して生きることもできる。戦闘能力も十分あるので、敵を作っても安心。こういうランキングで初手で思いつくような立ち位置のスタンドではないが、意外とありなのではないだろうか。

 

3位 バーニング・ダウン・ザ・ハウス

 これも能力と名前の関係性が良くて非常に好きです。そのうえ名前単体でもけっこう好き。なんというか、……単語数が多めのスタンドはけっこう好きですね。

 スタンド能力は、……環境に依存するところもけっこう大きいのだが、作中で描かれたような使いかたが自分でもできるのであればこれもまた僕好みの能力である。ドラえもんひみつ道具でなにが欲しいかを考えた回があるのだけど、そのときに目指した「ひみつ道具で自分の人生をこう良くしたい」という目標と近いものを達成できるスタンドなのではないでしょうか。

 

2位 オー!ロンサム・ミー

 まず何よりマウンテン・ティムというキャラが好きなのですが、そのキャラに合わせて、スタンド名まで三枚目なのがとてもいい。「オー!ロンサム・ミー」なんてスタンド名、どんな自己イメージを持ってたらつけるんだよ。

 そして、作中で大活躍……! とはいかなかったけど、応用範囲が広そうな能力も魅力的だと思う。やっぱり、スタンド能力って、それを思いがけない形で応用して敵を欺いて勝ち、「勝ったのは、……オレです!」って言うのが最高にアツいと思うのだけど、このスタンドにはこれができる未開拓の原野が残されていると思う。

 

 スティッキィ・フィンガーズとかタスクact3とか、体をばらばらにして不意打ちできるスタンドは作中でもかなり実績がありますからね。伸びしろ、あると思います。

 

1位 ダイバー・ダウン

 これもアナスイが好きすぎるというのがでかいが、それを差し引いてもとてもいいスタンドだと思う。

 Dで頭韻を踏んでいる、シンプルながら味のあるスタンド名もいいし、能力そのものも渋くて良い。とくに、遮蔽物がたくさんあるような空間でいちばん良く働くスタンドというのも個人的な趣味にあっている。作中でも、大立ち回りこそしなかったが、地味に便利な能力で味方を助けていた。

 

 僕はこのスタンドがとても生理的に好きで、ここ10年くらいずっと好きなスタンド1位はこれだった。このランキングも、2位以下はそのときの気分でけっこう変動するだろうが、1位はたぶん動かないと思う。

 スタンドを配布して殺し合いのデスゲームをします、……みたいなシチュエーションでも、相当迷うけど最終的にはこれを選んで悔いは残らないと思う。相当テクニカルな能力なので使いこなせるかは怪しく、最大限使いこなせても終盤まで生き残っていられるかも怪しいが、……できればゴールド・エクスペリエンス・レクイエムやワンダー・オブ・Uをゲットしたヒール役に一発追い込んで死にたいものだ。

 

 以上、個人的好きなスタンドランキングでした。2022年はどれかひとつでもいいので発現したいですね。みなさんの好きなスタンドも、つぎ会ったときなどにぜひ教えてくださいね。

 

*1:ミラグロマンとかもあるので諸説あるかもだが。