1年が終わろうとしている。今年の「タイドプールにとり残されて」はどうでしたか? 個人的にはふつうでした。今日は今年の記事をふりかえり、自分でちょっと好きだった部分をふりかえっていきたい。
1月7日
「サツキとメイはネコバスに乗ってどこかに、……はっ!? 病院に行きましたか!?」という質問を口に出したときには全身に鳥肌が立った。「となりのトトロ」はものすごい名作だと思った。
1月29日
マーケティングのモデルでいえば、「黄色のS」から「水色のA」の段階に移行しつつあるということだろう。
3月15日
これは先輩が海洋学(海についての学問)の教科書を遠くからプレゼントしてくれたときの写真なのだけど、ぱっと見、首が届いたのかと思った。
3月30日
さっきまで「僕地元沖縄です! いえーい!」って感じだった僕が、「北海道コンサドーレ札幌のサポーターです…」と言うのは客観的にかなりまぬけな感じだった。
5月7日
自分が頼んだレモンサワーが目のまえにあるということがわかっていないのである。
7月6日
「食感がいい」といううわさは聞いていたが、「食感がいい」というのは「他のなにかがとても悪い」ということの上品な表現だと思っていたので
9月1日
ゴールに向かう案内矢印のようにビジャレアルの選手たちが倒れていくのがとても面白い。
11月14日
追及する美の様式がかっちりと完成されていて、500年後には能とか歌舞伎くらいの高みにまで到達していてもおかしくない作品たちだ、というのが僕の正直な感想である。
11月19日
まずはこちら、「Dj edm」だ。DJとEDMを同時に表現することでパーティー感がいやおうなく高まっている。
東南アジアの盛り場、屋台、蒸し暑い夏の一夜の肉感的な恋愛、……といったものを想起させる。LINEスタンプの域を超えていて、もはや映画である。
先ほどの「月明かりの下で孤独」が詩のフレーズだとしたら、こちらは写実性と実験性を両立させたポストコロニアルなアフリカ文学のタイトルのようである。治安の悪化した故国を幼少期に離れ、ヨーロッパの旧宗主国でアイデンティティに揺れながら生きる主人公は、クスクスの皿が並ぶ食卓のイメージのなかに、歴史のなかの一枚の枯葉である自分自身を見つけるのだ。
12月30日
これまでは友達や会社の人とかに「今の子ってテレビ見ないんだよね」と聞かれても、若者代表みたいな顔をして「いやー、見ないっすね。だから最近の芸人とか顔わかんないっす。YouTubeのほうが面白いんで笑」みたいなうるさい返答をしていたのだが、今後は「テレビって意外と面白い。YouTubeとは違った良さがありますよね」とか言っていくのとかいいかなと思った。
結論
こうやって振り返ってみたところ、自分で好きなフレーズや回は奇数月に固まっているということがわかった。来年1月の僕に、どうか期待していてください。
良いお年を!(☞゚ヮ゚)☞