2024-07-26 短歌 91 未解決事件残して式場の警官たちの高き胴上げ 遠出して眼鏡直せば車窓から快適すぎて目が離せない 疲労して目覚める朝だ 夢の中の自分の選択に満足し 屋上ではフットサルでき麦秋の男性多いファッションビルだ しらじらと連なるあなた「どうせなら行っておくか」のトイレの列に 夕暮れに便箋を折る おたがいの詩だけをただやり取りする友よ 式場で古傷なぞる 音楽が間に合うとわかってきたところで