ちょっと前にサッカーそんなに興味ないひとと偶然EUROの話になって、「まあ知らないだろうし適当にふかしておくのが得策だろう」と思い、「僕的には今大会のダークホースはチェコだと思いますね。メンツ的にはもちろんほかのサッカー大国に比べると見劣りしますけど、ウエストハムで活躍したソーチェク、ツォウファルや、前線で基準点になれるシックなど、じつはタレントがそろっている。けっこう上位、……そうですね、ベスト8くらいまではいくんじゃないでしょうか」とふかしたことがあるが、それが実現して感動している。
実際はソーチェク選手もツォウファル選手もプレーを意識して見たことなくてどんなプレイヤーなのかもわからないし、シックはどのクラブに所属しているかさえ知らなかったのだが。ふかしてみるものである。
さて、今大会、チェコの試合はクロアチアvsチェコだけ見ていた。……が、そのときはモドリッチばかりを見ていたので*1、チェコの印象はかなりなかった。ただ、クロアチアより強いっぽいな……、と思ったくらいである。
それで、今回のオランダvsチェコを見た。スコアカードだけをみれば、オランダがデ・リフト退場をきっかけとして負けたように見えるが、退場がなくてもどちらに転んでいたかわからない伯仲したゲームだった。
チェコはマンマーク気味、とくにソーチェクがデ・ヨンクをしっかり捕まえていて、しかしマンマークをはがされそうになると臨機応変に人を抑えたりゾーンを守ったり、そのときに応じて適切な撤退をしていたのがすごかった。僕の愛してやまないコンサドーレ札幌もマンマークするならはがされた後全員おたおたして失点するのではなく、おなじようにクレバーに守備をやってほしいが……。
個人的MoM*2はチェコのゴールキーパー、ヴァツリーク選手。もうなにより前半の1vs1を止めたのが全てだった。
一回目のマーレン選手の突撃を足元のボールをかっさらって止めて、でもちょっとボールをこぼしてて、でもさらにそれを相手が触れるほんのちょっとまえに指先で触れて手前に転がして最終的にはキャッチしたのだけれど、どこでわずかに判断を間違っても、コンマ1秒遅れても成り立たない奇跡的なセーブだった。これがほぼ先制点だったと言って過言ではない。
オランダで気になったのはドゥンフリース選手。2失点目のときは、ワイナルドゥムへパスが出るタイミングで前線に駆け上がって、ワイナルドゥムからの受け手になろうとプレーしたのだけど、ちょっと冷静になって首を振って「やば、パスとられそう」と思ってステイしていれば防げていたと思われる失点だったので、……とはいえ行けるときは行くしかないシチュエーションだったので、責任があるとはいいがたい、他のところではその積極性がポジティブな結果をもたらしていただけに、一回の運命のアヤがかわいそうなプレーだった。
スーパーコンピューターによる開幕前の予想では、決勝戦はチェコvsデンマークで優勝はチェコになるそうである。決勝戦ではないが、準々決勝ではチェコとデンマークの対決が実現する。もちろんスーパーコンピューターはエリクセンの離脱とそのあとのデンマークの快進撃を織り込んではいないわけで……。