流行ってほしい、と思っていたのに結局流行らなかったものに、ラインのこのデコ文字がある。スタンプを流行らせ、コミュニケーションのありかたにひとつの変革を起こしたLINE社だから、これも新しいコミュのスタンダードになっていくのでは……、と思ったけど、やっぱり1文字ずつ打つのがめんどう、とかなのか、今では僕の周囲でこれを1ミリでも使っているのは僕と50歳以上の方だけである。
LINEの新機能、はじめて文字を書けるようになって嬉しくて片っ端から紙に知っている言葉を書いてそれだけで楽しかった子供のころを思い出した。スタンプ機能もそうなんだけど、ほかのSNSと違って、LINEはコミュニケーションの楽しさをプラットフォームで引き受けててすごいなって思う。
— soudai (@kageboushi99m2) 2017年7月21日
実装当時は達者な口をきいていた。
— soudai (@kageboushi99m2) 2017年7月21日
でも、ひとつだけあきらめたくないのが「LINEデコ文字短歌」の可能性だ。これは穂村弘さんというひとの短歌なのだけど、……なんというか、「LINEデコ文字」になることでちょっと映えてませんか?
たしかに、日常生活のLINEをデコ文字でやるのはもはやきつい。けど、日常を離れた、詩の言葉ならまだいけるのではないか。
……というわけで、ここでも過去ちょっとだけpostしてきた短歌をLINEデコ文字に翻訳していくつか並べてみたい。ひとつの新しい表現のジャンル、「LINEデコ文字短歌」の可能性をちょっとだけでも感じて……、というには僕のポエ力が足りていない可能性があるが、でもなんらかの可能性の芽をせめてつぶさない程度の印象を与えられていたらうれしい。
LINEデコ文字短歌がやりたい。 pic.twitter.com/mipZJX8E0q
— soudai (@kageboushi99m2) 2017年7月26日
これとこの回のいちばん上に置いた画像のものが、2017年。
そしてこれが今回見つくろって「LINEデコ文字」訳したオリジナルの短歌である。デコ文字にもいくつか種類があって、どの位置の文字をどのデコテイストの文字にするか、考えたり追求していく要素もあって楽しい。一方で、漢字じゃないと意味が伝わりにくい単語は使えない、などの制約もありスリリングだ。僕はやっぱりやっぱりLINEデコ文字短歌がしたい。みなさんも、ぜひどうですか……?
LINEの新機能まじで助かった、、 pic.twitter.com/IuOSy4HKwy
— soudai (@kageboushi99m2) 2017年7月21日
LINEデコ文字には恩もある。これを機にもっとカジュアルに使われるようになったら、うれしい。