ジブリタイトルを組み合わせて1番面白い奴が優勝ジェネレーター
最新作公開により、ジブリタイトルで作れる言葉がかなり増えていた。ですので、ジブリタイトルで俳句を詠んでみようと思います。じつは俳句を詠んだ経験は一度もないが、プレバトはけっこう見ていたのでいけるでしょう。
この中から季語をなんとかして見つけ出し(季語かどうかはネットで調べられる)、季語が決まればそれに何か一文を加える。これで俳句っぽいものは最低限出来るでしょう。やってみるか。
まず見た感じ、「狸」が季語っぽかったので調べてみたところバッチリ季語だった。「か」「な」もあるので「5・7・狸かな」で一句完成する。
風立ちぬ娘の墓から狸かな - ジブリタイトルを組み合わせて1番面白い奴が優勝ジェネレーター
というわけで人生初のジブリ俳句がこちら。お墓参りに来て風が吹いたと思ったら、目的の墓からひょこっと狸が出てきたという光景を描いていますね。これは、娘に先立たれている親という寂しげな光景とユーモラスなタヌキが組み合わさって、なかなか情感豊かに仕上がっているのではないでしょうか。*1
反省点としては、「から」より「より」のほうが文章全体の書き言葉っぽさとマッチしていたかな~というのがひとつ。まあ、「よ」は無いので無理なのですが。
もうひとつは「風立ちぬ」をいきなりそのまま使ってしまったところ。ジブリ俳句的に美しくないのはもちろん、さらにまずいことに、調べてみたら「風立ちぬ」がそのまま季語なので、季語が重なっちゃうとダメという俳句のルールを破ってしまっている。う~ん、さっき脚注で喧嘩を募集してしまったところなのに…。でも今回は僕が悪いですね。もうちょっと精進して2句目を作りたいと思います。
あとはこの「の」、なんだ? 小さすぎないか?
「の」はかなりよりどりみどり*2なのであまり気にせず選んでしまったが、今後俳句の完成度を上げるためには、どの「の」が句の雰囲気に合うかまで考えて選択していきたい。
まずは季語から。「猫」とかも調べれば季語なのかな~と思いつつ、でももっとテクニカルな季語を使いたいよなという思いも。「猫の恩返し」の「返し」部分を使って「〇〇返し」みたいな知らない季語あったりしないか…? などと探していたら!
あったぜ。しかも「山田くん」があるから「田」も問題なく使える。これは勝ちすぎた…。
田返しの動き思い出の女たち - ジブリタイトルを組み合わせて1番面白い奴が優勝ジェネレーター
本当は田仕事を引退したおばあのなにげない日常の動きに、田んぼにいたころの面影が見える…、みたいな句を詠もうと思ったのだが「婆」的な語がジブリになかった*3。ので仕方なく「女」になった。
いい句になっているかというとなんとも言えないが、まあ、田舎の人々の暮らしを肉感的な感覚と結びつける、ルーラル・エロティックな名句であると強弁することくらいは技術的には可能な感じにはなったのではないでしょうか。
あとはこれまでずっとカタカナを無視してきたので、それも使いたいな~と思ってなんとか詠めたのがこちら。たぶん文語文法的に良くないが…、「れ」が、ないので…。
僕の調べだと、「泳ぐ」というのが季語なので、そのくくりに含まれるということで「クロール」も季語扱いで良いという認識ですが、勘違いもあるかも。
でもなんかこの句はフォントが悪いな…。不必要にコミカルに見えませんか? 子供のイノセントな姿を描いたいい句なはずなのに、見た目で損をしている。
まとめ
というわけで本日はジブリ俳句を詠みました。おすすめではないですが、もし気になったら皆さんも詠んでみてくださいね、ジブリ俳句。