完全に安全と言い切れる絵文字はこの世にないかもしれない

 

TENGAに行ってきます

 今日、部署の上司がSlackに上記のような投稿をした。仕事上の都合でTENGA社のオフィスまで出向く必要があり、その間はちょっとその他の業務が滞るので、それを知らせてくれただけのpostである。TENGAに行くということは前日の全体ミーティングで聞いていたので、突然のことでもない。

 

 ただ、……投稿を見たときにはとりあえず何か絵文字リアクションをしときたくなるじゃないですか。で、なんとなく絵文字一覧リストを開いて、もちろん「TENGA」へのリアクションにぴったりな絵文字はないので、リストの中からてきとうにクリックしたんですよ。

 

 その結果、サンゴの絵文字になった。……ただ、押して、サンゴの絵文字が上司のpostについたあとちょっと思ったんですよね。あれ、TENGAのpostにサンゴの絵文字ってひょっとしたら意味深に誤解されないかなと。

 たしかによく見ると「ピンクのうねうね」なので、NSFW、……仕事の場にはふさわしくない何らかのメッセージを伝えているような感じにとれなくもないのではないか。取る人がいたとして間違いとは言い切れないのではないか。たとえ一切意図がなくとも、誤解させるような絵文字を入れた時点で僕がアウトなのではないか。

 

 5秒ぐらいそう考えて、サンゴを取り消したんですが、取り消した直後「取り消したのも良くなかったのではないか」という疑念が生まれてきた。

 サンゴの絵文字はサンゴの絵文字なので(マウスオーバーすれば、「サンゴ」と出てくる)、他意なく「サンゴ」と思って「サンゴ」の絵文字をつけたのであれば問題ないはずである。

 

 一方、サンゴの絵文字を取り下げてしまってはどうか? もしこの数秒の間Slackを見ていた人がいれば「あいつ、サンゴをつけたのに、まずいと思って消したな。やってるわ」と思われたとしてもしかたがない。

 消してしまったということが逆に不適切さの証拠みたいになってしまう気がする。

 

 というわけで、何とか印象を消そうと思って、パニックになって、本当になんでもいいと思ってとっさにべつの絵文字でリアクションし直した。それが、この「顔つき太陽」だったのだが、パニックな頭ではまたこれも不適切なように思えてくるのである……。

 なんか、TENGAを使用し終わったあとの……、いや、なんでもないです。細かい説明はやめましょう。でもTENGAのpostにこれがついていると、やはりサンゴと同じくらいいかがわしく見えてしまう。すくなくとも、「そうなのではないか?」という疑いはぬぐえなかった。

 

 でも、今になって思えば、あのずらっとした絵文字のリスト、あそこに正解はあったんでしょうかね。

 

 たとえばこれも、

 

 これも、

 これもこれもこれもこれも、そうとろうと思えばとれなくもない、とれてしまう、いまとなってはダメなものに見えてきてしまった。完全に安全と言い切れる絵文字はこの世にないのではないでしょうか。

 今日はずっとこのことでモヤモヤとしていた。吐き出せてすっきりしました。

 

 ブログをやっていて良かったです。

 

追記

 今思うと逆にこれで良かったな。考えすぎてしまってた。