2次試験で使ったのは世界史と地理。……このふたつの科目は僕にとっては大好きの大好きで、出願先もそこから逆算して決めた説まである。
京都大学も校風的には好みで行きたさもあったのだけど、京都大学だと2次試験では世界史か地理のどっちかしか解くことができないんですよね。それに、京都大学2次試験の社会、――とくに世界史ははっきりとぬるかった。
英語は京大形式のほうが好み&比較的得意で、逆に東大はしんどい、というところとトレードオフだったが、……最後には「社会2科目を2次試験で解きたい」欲を優先させてもらった。あのときはごめんね英語。
さて、どういうふうに勉強をしたのかだけど、一番気を使ったのは「社会を勉強しすぎないようにする」ということだったと思う。世界史や地理を勉強したことで、「今日は勉強したなあ~。今日のノルマは終わり! 寝よう!」とは、なるべくならないように心がけた。世界史や地理は合間のおやつみたいなものだと考えて、可勉強時間の大部分を、じっと耐えて英語や数学に費やした。
そして、「もう本当に無理! 今日は机に向かいたくない!」という気分のときに、いままでやらずに耐えてきた分の世界史や地理を投入するのだ。……まあ気分がすでにマイナスなので楽しくはないのだが、でも世界史や地理ならあとちょっとの踏ん張りがきく。個人的な受験時代の社会の勉強法、「英語や数学を勉強する」と「モチベーション維持のためにうまく社会をつかう」の2つが大きな柱だったのではないでしょうか。
……ただ結局、「社会を勉強したい」という誘惑に負けて、(ふつうに地理と世界史で受ければいいのだが)「センター試験地理は点数がぶれる」という謎理論*1を打ち立て、センター試験は「倫理・政経」で受けることにしたのである。秋ごろから始めてセンター試験までをタイムアタックした倫理政経……、勉強も当日の試験も最高に楽しかったです。
最終的には2次試験世界史が45点(60点満点)、地理が50点(60点満点)と、まあ誰彼かまわず自慢できるくらいの高水準ではないが、合格には十分以上、得意科目をしっかり取り切ったとは言える程度の点数を出すことができた。
でも点数とかじゃなくて、社会が楽しかった。社会、ありがとうございました。
*1:わりと実力者でも80点台くらいを取ることもたまにあるので、完全に嘘ということではない。