銀座ライオン ビヤホール スペシャル
「サッポロ 銀座ライオンビヤホール スペシャル」数量限定発売 | ニュースリリース | サッポロビール
というビールを飲んでいました。
というキャッチコピーの数量限定商品とのこと。個人的には、最近は(こちらの回でも述べたように)味のあまりない、すっきりとした飲み口のビールがパーソナルブームになっていたのだが、これはそれとは対極の、ずっしり・どろっとしたコクの深いビールですね。そういうのも好きだ。
最近はやりの、ホップの香りがやけに強調されている感がないのも個人的には好みです。気体ではなく、液体を味わう。飲み続けているとやや一本調子に感じるところもなくはないですが、その昔気質な感じも含めて推していくものっぽいですね。
せつないさんのお料理動画がおすすめ
まあたんに僕がこの人のことを好きというだけで、ひとに「おすすめ」するようなコンテンツではないのですが、それを賢しらにわきまえておすすめしないのも今どき変なことだと思うので、おすすめは一応しておきます。
本業はポケモン対戦YouTuberで、実況動画切り抜きの合間に趣味の料理を上げている。それ以上の要素は特にないのだけど、声の質、淡々とした喋り、合間に見えるナチュラル変な人*1感がすてきである。*2
一瞬だけ見るとしたらこのハンバーガー作成動画の冒頭でしょうか。「ハンバーガーを作ります」と言いながら業務用サーバーでテンポよくハイボールを作って飲むところから始めていて、さすがに視聴者も「優先度+2でハイボール作るの笑う」とコメントしていた。
すばらしいテキスト
2022年ネットで見たいちばん驚きの文章はこれだったんじゃないかなと思う。松原選手という、僕の愛してやまないコンサドーレ札幌所属のプロサッカー選手がとつぜんnoteをはじめて、これまでのプロサッカー人生を所属クラブごとに振り返っていく自伝的な文章を載せていったのだけど、これがとても面白かった。
こういう種類のテキストにはどうしても筆者の自分に対する衒いとか気負いが入っちゃって、他人の自意識の複雑な味わいをちょっと耐えつつ読む、みたいなしんどい読書になることがほとんどなのだけど、こちらは違っていた。
自分に起こったことやその時の自分の気持ち、自分から見えた景色を、変な色や屈折が加わらない透明な文章で書いていて、それがすごく胸を打つ。しょんぼりしたものになりすぎないように、かといってうきうきしすぎにもならないように、文章全体のトーンもコントロールされていて、なんというか一言では言えない、人生の味わいが再現されているんですよね。
この世にねらって存在させることができない、ほんとうに自然とこういうことを書いてくれる&書ける人がPOPするのを待つしかない、というたぐいの文章で、めちゃくちゃ価値の高い記事たちである。いいね量をみるにコンサドーレサポーターはけっこう読んでいるみたいだけど、そうではない、一般のサッカーファンや文章好きに読まれても絶対にいいテキストだと思います。2022年で一番、本当に感動した。