Jukebox The Ghostを聞いて! ……いや、やっぱ嘘です。

 

 ウェルカムなお店の入り口で鳴る鈴みたいなイントロと、そのあとの、内側からあふれるみたいなご機嫌なアンサンブル、そしてスキップしてる詰め込んだボーカルを聞いてほしい。一瞬で好きになってしまいませんか? 僕はしまいました。こういう曲に出会ってゆったりと聞くために人生を生きている。

 

 作業の手を止めてタイトルを確認してみたら、「Schizophrenia」、……いいじゃないですか。でもバンド名のほうはもっとラブリーだった。「Jukebox the Ghost」

 

 Wikipediaで調べてみると、ワシントンDC出身のピアノ入り3人組バンドで活動スタートは2006年。今も現役で、なんなら最近新作アルバムを出している。というわけで、アルバムをいろいろ聞いてみたのだけど、とてもいい。やばい。大好きだ。

 

 みんな! Jukebox The Ghostを聞いて!

 

 というスローガンになって今日は過ごしていたが、……いや、冷静になるとやっぱ嘘です。僕はこのシチュエーション何回も繰り返してきたのでわかる。この感じの音楽、心の底からなにを差し置いても好きなのって僕の交友関係ではたぶん僕だけなんですよね。

 

 でも僕の交友関係のそれぞれの人にも、「周りでこれ好きなの自分しかいない…」があって、「どうせ理解されないしいいか」と思いつつひとりでひたすらその坑道を掘り続けている、……ということはあるのだろう。人間ってそういうところがいいですよね。

 

 へろへろ成分もありながら力強く歌うところは歌うボーカルの感じとか、あとメロディーのきらびやかさとか、盛り上げのうまさとか、愛してやまないHot Hot Heatを彷彿とさせるところがあるかもしれない。

 これぞポップ・ロック! って感じの気持ちよく前向きなリズムも好きです。ビジュアルはなんだか音を聞いていてイメージしていた感じではないが(髭はないと思った)、まあいいでしょう。

 

 再生回数が回っている曲はこちら。たしかに一線で売れているミュージシャンのような雰囲気の曲である。やっぱり売れてる雰囲気を出すと売れるものなのかもしれません。

 個人的にはあまり好みではないけれど、こういうのも引き出しにあるんだろうな~というのはなんとなくわかる。

 

 最新のアルバムはこんな感じ。違いも感じられるけど、一貫性もあって、その一貫している部分が個人的趣味の芯を食っている。そういうバンドは人生にいくらあってもいいですからね。ありがたい🙏