2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

祝! ブログ更新500記事!

これまでこういう節目のものはちょっと遅らせて行い(これやこれなど)、回数なんて重要なことだと思っていない、というふうにさもふるまうのがかっこいいと思っていたのだが、最近はそこまでそれはかっこよくないのではないか…、と思うようになってきた。こ…

ふるえるぞハート

2013年の夏、僕のハートをふるわせていたのは、「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」というゲームのプロモーション・ビデオだった。結局買うことはなかったゲームなのだけど、このPVはとても素晴らしくて、「ジョジョの奇妙な冒険」ファンとしてなん…

ハイライトで見た試合

サッカーはひと試合始めから終わりまでちゃんと見ても面白いが、ハイライトだけ見ても面白い(結果だけ見ても面白いし、なんなら一切見なくてもぜんぜん面白い)。 最近はコロナウイルスの影響できゅっと詰まった日程になったサッカーが、ほぼ毎日のように行…

追悼飛行

気まぐれにわたしは自分の意志でエルロンを倒し、機体を空中できれいにロールさせた。眼下にはどこまでも海が広がっている。そういう空域だ。めっきり飛ぶもののすくなくなってしまったこの青い惑星でも、さらにだれもいない空域。だれもいないのをいいこと…

実家にしか存在しない言葉

少年ジャンプ史上、個人的にいちばん面白いと思っている漫画に「ヒカルの碁」というものがある。囲碁が好きで、どうやらうちの孫は頭が良いらしいと気づいたときからずっと、将来的にはこの子を棋士に育てたいと考えていたタクシー運転手の祖父が仕事中にど…

首にベージュの名札を下げて

首にベージュの名札を下げてけれどその名じゃ呼び合わない 機械がうまく動くようにのお守りみたいなものなのさ 整列!友達たちと並びあい行軍!数秒後には同僚となる どうしても言わない素敵なメッセージを胸に秘めていればすぐに夜になるのさ 夢に故郷の風…

2日目もやる

2日目をやります。もちろん1日で。1周目はこちら。 DAY 1 タイトルに色が入ってる好きな曲 くるり - 琥珀色の街、上海蟹の朝 DAY 2 タイトルに数字が入っている好きな曲 The Strokes - 12:51 DAY 3 夏を思い出させる曲 ポルノグラフィティ - ハネウマライダ…

東海オンエアおすすめ動画~VSプロ編~

愛知県岡崎市出身の6人組YouTuber、東海オンエアは幅の広い企画で冥王代から第四紀完新世にいたるまでのすべての層からの支持を得ている大人気グループだ。 彼ら自身もYouTubeのプロであるが、その地位に安住せず、動画ではしばしば他ジャンルのプロと対決を…

祭りの終わるころに

祭りの終わるころにピエロの露店風船のほかにも綿あめやコルクの銃弾軽いものをたくさん売っている 彼を取り囲む少年たちの死後の世界を中心に組み立てられた人生 少年たちの弟は市中心の教会に吸い込まれ耳を塞いで羊のふりをしている 夕焼けの空の美しさが…

「魚の見る夢」

魚の見る夢 2巻 (まんがタイムKRコミックス) 作者:小川麻衣子 発売日: 2017/04/07 メディア: Kindle版 眠っているあいだに首輪をつけて施錠してしまうほど姉にたいして重い感情を抱いている妹とその姉が主人公のマンガ。姉妹は母親を幼いころに失くしていて…

「イエスタデイ」

主人公は売れないシンガーソングライター。世界中を襲った謎の12秒間の停電のあいだにバスに轢かれてしまった彼が目を覚ますと、そこはビートルズの存在しない世界だった……、というお話。ずっと見ようと思っていたんですけれど、「まあいずれ観るしいいか」…

「ひとりぼっちの地球侵略」

月刊サンデーで連載されていた、「ひとりぼっちの地球侵略」というマンガを読んでいた。主人公の岬一は新高校1年生、入学早々、変わり者で評判になっている大鳥先輩に絡まれるのだけど、なんと彼女は地球を侵略しようとする宇宙人だった。ただの宇宙人ではな…

「あな」の話でいまだに盛り上がる

糖尿病で死んだ祖父は名刺の印刷所で働いていた。なので、その当時よく行っていて、ふたつ目の家のようであった母方の実家には、なにも書かれていないてごろな紙切れ(=名刺の赤ちゃん)が山のように置いてあった。 当時(=僕が7歳くらい)、それほどおも…

トンネルを抜けた先には~20’J1リーグ第12節 サガン鳥栖vs北海道コンサドーレ札幌~

新型コロナウイルスのクラスター発生により、後ろ倒しで開催されたアウェー鳥栖戦。両チームにとって、前節から2日空いただけ、というサッカーをするにはかなり厳しい日程となった。「うちのチームの事情に巻き込んで申し訳ない」といった内容のことを試合前…

最近はイトシンTVで将棋を観ている

最近はイトシンTVで将棋を観ている。プロ棋士の伊藤真吾さんというかたが配偶者さんのプロデュースのもと公開しているYouTubeチャンネルである。 https://www.youtube.com/watch?v=oIeEs7ylevY むかし、東海オンエアの動画にゲスト出演していて、6vs1の将棋…

神殿へ

雨が降りだして、僕は縁起が悪いな、と思っていたものを、カツは「好都合だな」といった。集合場所にはもう5人が集まっていたが、最後の1人はなかなか現れなかった。集合時間とはべつに、もうひとつ決めていた時間が近づいてきた。そしてその時間が来たとき…

not galactics ~20/21シーズンリーグ・アン第2節 RCランスvsパリ・サンジェルマン~

すでに開幕している20/21シーズンのリーグ・アンを見た。ついこのあいだまでチャンピオンズリーグを戦っていたパリ・サンジェルマンは、チーム内でコロナウイルスが大流行中。ネイマール、ムバッペ、ナバス、ディ・マリア、イカルディ、マルキーニョスと、ふ…

クリームパン1個じゃ足りない

8時くらいに目を覚ましたあとはずっと本を読んでいた。けっこう面白い本で、書かれている内容というよりは、書かれていないことのほうが気になって、読んでいるよりは並行してべつのことを考えている時間のほうが多い、……という感じの読書だった。いろいろ調…

人生の休み時間に聴くような

アメリカ、ミシシッピ州ジャクソン出身のミュージシャン、Dent Mayさんの曲をいまずっと聴いているところだ。 このパステルカラーが似合う、ロングヘアーの丸眼鏡、……ぜったいに、毒にも薬にもならないような、人生の休み時間に聴くのがちょうどいいような、…

二度とサッカー観ない

これで公式戦8試合勝ちなしとなった。その8試合も田中駿汰選手が退場した清水エスパルス戦、6-1で粉砕された(川崎に粉砕されるの何度目だよ)川崎フロンターレ戦、なんの根拠もなく「決勝まで行こう!」と息巻いていたがPK戦でふつうに負けたルヴァンカップ…

火になるまえの火~ペーテル・テリン『モンテカルロ』~

一九六九年五月十二日の早朝、モンテカルロで起きた不運な出来事については諸説あった。冬のように寒く、冷え冷えする朝だった。複数の通信社と地元紙のカメラマンたちが現場に駆けつけ、フィルムを何本も使い切ったが、真相を解明する写真は一枚もなく、ど…

西瓜糖 ほか

西瓜糖 人気ボーイズ・グループ、ワン・ダイレクションのメンバー、ハリー・スタイルズさんのこの曲を聞いていた。「Watermelon Sugar」というと、やっぱり文学が好きであるところの僕はちょっと気になってしまう。 リチャード・ブローティガンの本はやはり…

短歌 18

風船に手を繋がれて九歳の僕父親を亡くしたばかり おくすりは天使の声でいいました「朝夕二回食事のあとで」 動かなくなったルンバを捨てにいく甘い香りのする風の夜 しあわせは暖炉みたいに放置されときどき子供の覗きこむだけ 動きだす夜の明かりは自動車…

推し(μ's)にカバーしてほしい推し(ポルノグラフィティ)の曲を考える 9

西木野真姫 1曲目 愛が呼ぶほうへ ラブライブ!TVアニメの2期13話、卒業式のお話では、「愛してるばんざーい!」という曲を合唱のようにして歌うシーンがある。そこでピアノ伴奏をしているのがこの西木野真姫さんである。 であるからして、西木野真姫さんに…

スプレゴとヨカ

Wikipediaの「落書き」というページを読んでいたら、このような記述に行き当たった。 1990年代より米国のヒップホップカルチャーに憧れを持つ青少年層がタギングによる縄張り宣言行為を行うことから社会問題として度々新聞に取り上げられており、これらも市…

好きな短歌ランキング 1位

キラキラに撃たれてやばい 終電で美しが丘に帰れなくなる 佐藤りえさんという歌人の『フラジャイル』という歌集に収録されている1首である。僕はとても昔からこの歌がとてもとても好きだった。今回は、この歌の良い部分をランキング形式でいくつか紹介してい…

感謝している

「麺家 千祥」という家系ラーメンのお店がある。僕はけっこう行きつけの家系ラーメンを持つほうだが、それにしてもよい行きつけを持った。 ほうれん草に、刻んだネギに、海苔に、味の濃いスープに、太めの麺。シンプルな料理だがそれゆえに奥深い*1。よくで…

例のマンション(The Mansion)

9月2日朝、よく見るマンションの夢(「The Mansion」とかってに名前をつけて呼んでいる)の夢を見たのでそのことについてメモ書きをしたい。 ボロボロのマンションで、訪れるときはかならず車で右折して入る。あと、かならず雨が降っていて、風が強く、夜で…

体を縮めて

体を縮めて僕は隠れている 新しく引っ越してきた団地の五階いつのまにかたたまれなくなった布団の空いた押し入れの中にドキドキしながら息を殺して待つ お母さんが鍋をのぞき込むのをやめて僕の不在に気付くのを それまでの間僕の退屈を紛れさせるのものはカ…

短歌 17

帰路ゆけば外灯がつき人生の大部分はまだ残ったままだ 信号を待ちきれなかった少女たち「星空よりもはるかに綺麗」 いい加減静かにしろよ赤林檎ナイフをあてたら夜なのだった うつくしい高層ビルで知られてる宇宙のなかの猿の一族 せっかくのGoogle Earthで…