西瓜糖 ほか

 

西瓜糖

 人気ボーイズ・グループ、ワン・ダイレクションのメンバー、ハリー・スタイルズさんのこの曲を聞いていた。「Watermelon Sugar」というと、やっぱり文学が好きであるところの僕はちょっと気になってしまう。

 リチャード・ブローティガンの本はやはりそれなりに読んでいて、最初に読んだ『アメリカの鱒釣り』といくつかの詩以外のものは、あまり良さがよくわからなかったのだけど、良さがわからないなりにながく心に残る作家だった。

 

 この曲は「watermelon sugar high」と何度もコールする、シンプルでややダウナーながら中毒性のあるサビが特徴的。後ろで鳴っている、野生感のありながらもこもこしているベースラインがけだるさを盛り上げていると思う。いい曲ですことわよ。

 

ブリュースターがPK失敗したときのファン・ダイクの表情

 コミュニティーシールド*1のハイライトをなんとなく見ていた。対戦チームはリヴァプールアーセナルで、南野選手がイングランド公式戦での初ゴールを決めたが、結果は1-1のドロー。PK戦が始まった。

 そのPK戦でブリュースターという、(たぶん)デビュー戦くらいの若者がキッカーになったのだけど、外してしまう。その直後、外してしまったとわかったときのファン・ダイクの表情がすごかった。

 

f:id:kageboushi99m2:20200905173107p:plain

https://www.youtube.com/watch?v=28eDNHUp-9c

 歯がゆさ、悔しさ、どこにもぶつけることができない内側から湧き上がってくる爆発。顔面の上という限られた空間では受け止めきれないものが広がっている。こんな表情をした人間が、はたしてこれまで存在しただろうか?

 

f:id:kageboushi99m2:20200907210506g:plain

 時間の幅のなかで見てみると、この表情のディテールがさらに浮かび上がってくる。感情の震源地は心臓(ハート)で、それがのど元、唇、鼻の後ろ、目と順々に伝播していくのだ。

 この表情ははやく絵文字にしたほうがいいと思う。オンラインでやり取りするラインナップにこの感情は絶対必要でしょう。

 

「Road to ロマンスポルノ'20〜REUNION~」

 ポルノグラフィティ21周年ということでした。おめでとうございます。12月に配信ライブをすることが発表されて、配信ライブはさすがにみないだろうなと思いながらも、終わったあとはいろいろと、通信環境を整える手段などを考えてしまっている。

 12月かあ…。遠い未来のように思えてしまうけれど、気づいたら来ているのでしょう。楽しみにしています。

*1:そういう名前の試合がある。