サッカーはひと試合始めから終わりまでちゃんと見ても面白いが、ハイライトだけ見ても面白い(結果だけ見ても面白いし、なんなら一切見なくてもぜんぜん面白い)。
最近はコロナウイルスの影響できゅっと詰まった日程になったサッカーが、ほぼ毎日のように行われ、大量のハイライトが生成されている。ここではそのなかから、見て良かったハイライトを紹介していきたい。
ACミランvsボローニャ
東京オリンピック(実現すればだが)の代表世代であり、日本代表にもふつうに呼ばれている冨安選手が所属するボローニャとミランの試合。ズラタン・イブラヒモビッチと冨安のマッチアップが抜かれていて見ごたえがある。
……しかしこれを見ている限りだとズラタンにたいして冨安はかなり後手を踏んでいて、やっぱりズラタンってすごいんだなあと思う。自信がすごい。僕は全盛期を知らないのですが、もっとすごかったのでしょう。
チェルシーvsリヴァプール
正確にはこの試合はハイライトだけではなく、前半終わり部分~マネ選手の二点目くらいまではなんとなく流し見していた。点差以上にリヴァプールの強さが際立っていた試合のように見えた。
見どころは1点目の崩しでしょう。こういうスムーズなボール回しと崩しがふつうにできているのにそのうえで中盤にチアゴ選手を獲得するなんて、欲ばりなチームですねリヴァプールは。
川崎フロンターレvs横浜FC
今年のJリーグを異次元の強さで独走している川崎フロンターレ。どこが優勝するか読めない、群雄割拠のリーグだと言われていたが、……今年を境にそういう形容詞は聞かれなくなるかもしれない。
そこに挑むのは今年昇格した横浜FC。中村俊輔・松井大輔・三浦知良の3レジェンドを同時起用するという離れ業を見せてきた。メディアに向けた話題作りなのかな、と疑っていたけれど、ハイライトを見るかぎり、試合はかなり白熱した熱戦だった。
おなじピッチには川崎フロンターレの中村健剛選手も立っている。数年たってもふり返られる、ちょっとした歴史的な一戦だったのかもしれない。フルマッチ見るべきなのかも…。
ベールスホットvsヘンク
僕の応援している北海道コンサドーレ札幌からヨーロッパへ移籍していった鈴木武蔵選手の所属するベールスホットと、ちょっとまえからそこにいる伊東純也選手のいるヘンクとの試合である。
ヨーロッパのマイナーリーグ、とくに5大リーグへの立身出世をにらんでいる選手がひしめくリーグには独特の熱気があってそれを楽しめる良いハイライトだった。鈴木選手のアシストは、おそらく自分で行こうとしたのをほかの選手に拾われて……、って感じだったので、自分で満足できるものではないのでしょう。
これぞって感じの活躍をきたしています。