ワールドカップ 3行メモ その19(最終回)

 

アルゼンチンvsフランス 3-3(PK 4-2)

・はじめは、自分勝手ですががっかりしました。フランスの選手がものすごくコンディション不良で、走れないし繋げないし球際で勝てない。走らないし繋げないし球際で勝てないと基本的にはまともなサッカーの試合にはなりません。実際、試合の前半はアルゼンチンが圧倒、……フランス目線で言うとかなり惨めな試合になっていた。フランスチームの中で風邪が流行っている、みたいな報道は出ていたけど、まさかここまでとは。ワールドカップ全大会の締めがこんな試合かよ……。。゚(゚இωஇ゚)゚。 デシャン監督は勇気の前半2枚替えを行ってなんとか試合に活力を取り戻そうとしたけれど、「狙いはわかるけどここでジルーを下げるのはあまりにも痛いのでは…」という感想。これで紛れが減ったため、アルゼンチンはボールキープを軸に固く試合をクローズさせればいい。

・しかし80分と81分にムバッペがゴールを決めて、試合は振り出しに戻っていた。何が起きたのかみなさん分かりましたか? 俺にはよくわかりませんでした、早すぎて…。その後も、「大会の主役」メッシが勝ち越し弾を叩きこんで人生最大の栄冠に手をかけたと思いきや、ムバッペがハットトリックでそれを台無しにする。これまで俺は「4-1-4-1のブロックが~」「ポジショナルなボール保持が~」とかやいのやいの言って楽しんできましたが、結局のところサッカーって10人の凡人と1人の天才がやるスポーツなんだなと思い知らされました。

・気になった選手はフランス側からだとカマヴィンガ。最後の最後にやってきた出場時間で、この雰囲気の中プレーしたことは彼にとってそうとう大きな出来事になるのではないでしょうか。チュアメニもPK戦を蹴っていいレッスンを得た。若いふたりがこれをマドリードに持ち帰ってきてくれるのは素晴らしいことです。アルゼンチン側だとディバラ。PK戦は祈りながら見ていた。……ここでディバラが外して天を仰ぐ画が見えて(ディバラのメンタルが心配だ…)と勝手に思ったけどそんなおせっかいを切って捨てる見事な真ん中シュートでしたね。ディバラはヒーローだった。

 

 PK戦で2本セーブしベストゴールキーパー賞を受賞したエミリアーノ・マルティネス選手、表彰式でカタールの性的マイノリティを差別する政策に抗議。

 

おわり

 これで2022年のワールドカップ全64試合がおしまい。個人的には全試合オンタイムで見るという夢がかなった*1のでうれしい。もうワールドカップを全試合観るということは人生ではないと思うので、貴重な日々でしたね。

 来週行われる決勝戦、アルゼンチンvsウエストランドも楽しみです!

*1:もちろんこれを実現させるために仕事は辞めてある。