ワールドカップ 3行メモ その4

 

チュニジアvsオーストラリア 0-1

・これで視聴21試合目。なかなかサッカーに飽きてきたところにやってくる試練の引き弱カード。

・相手を自陣に引きこんでからのロングボールでオーストラリア先制。今回も拮抗したゲームだったけど、狙いをより表現できたのはオーストラリアだったかな~という印象。

・中堅~弱小国で、やっと巡ってきたチャンスで簡単にシュートをDFの足に当ててしまったり、持ち出しをミスったりしている場面が目立つ。タイトなチームを作りつつ、チャンスの局面で冷静に相手のDFやGKを出し抜けるクオリティを前線に持たせる、って相当難しいことなのだろうな……。

 

隣にカニライブカメラを表示しておくことでサッカーに没入しなおすことに成功

 

ポーランドvsサウジアラビア 2-0

・🤗 とても見ごたえのある試合でした。

サウジアラビアがふつうに強かったのは【朗報】という感じだが、最終予選や欧州選手権でふつうに強いチームとずっと戦わされてきて、「ふつうに強いだけ」だけのチームはもう倒す!というふうになっている欧州中堅国・ポーランドの前にひざを折ったという展開だった。

・最後にボールウォッチャーになっちゃうのをどうするか? とかいろいろ課題はあるけど、それ以上にサイド奥にボールを運んだあとの攻撃のバリエーションとか、トランジションの強度とか、しっかりと長所のあるいいサッカーをしていた。難しいミッションは続くけど、サウジアラビア、頑張って突破してほしい。

 

フランスvsデンマーク 2-1

・ムバッペの後ろとデンベレの前がずっと空いているフランスと、「罠か…?」という感じで腰を引きながらそこを使ったり使わなかったりするデンマーク

・ムバッペ、デンベレが独力でブロックを打開できるほど圧倒的ではないが、中盤がいい形を作ったときには仕事をしてくれる程度には信頼感はある。

・なのでグリーズマン、ラビオ、チュアメニが先の大会のグリーズマン、ポグバ、カンテと同等の貢献ができるかが鍵になりそう。まあ、グリーズマングリーズマンなんですが……。

 

 フランスは突破が決定(一番乗り)。デンマークは引き分けではだめになった&1点くらいしかとれなそうなので、オーストラリアvsデンマークはきっと盛り上がる。

アルゼンチンvsメキシコ 2-0

・ロメロが先発を外されていた。ロメロ……。

・アルゼンチンが、あっと思う間に決まるゴラッソで2点取って勝利。

・メッシは決して好きな選手ではないけれど、やっぱり、最後のワールドカップで切なすぎる終わりかたをしてはいけないよな……、と思ってしまった試合だった。

 

 なんやかんや首位に立っているポーランド面白すぎる。サウジアラビアまで自力での突破可能性がある、いまのところ1番最終節の競り合いが激しい組となっていますね。

 

日本vsコスタリカ 0-1

・インテンシティの低さはドイツ戦の後だから、失点はミスの連続だからそういうときもあるさで済ませるとしても、ウィングが勝負できるかつポゼッションも自由にさせてくれている状態でどうしてこんな実りのない攻撃になってしまうのか。*1

・一策を成功させてドイツを打ち破ることはできた。では、日本というチームの実力はどれくらいのものなのか? ……という1試合目のあとに残された問に否定的な答えが返ってきた2戦目だった。*2

・ただ、まだグループ突破に向けて決して不利な立ち位置に置かれたわけではない。スペイン戦での健闘と幸運を祈りたい。

 

ベルギーvsモロッコ 0-2

・モロッコは4-1-4-1でブロックを作りつつ、適度に相手の最終ラインにもプレッシャーをかけるというバランスの取れた守備。意外とこの形今大会では珍しい気がする。

・ベルギーは前大会でもそうでしたがけっこう人の配置がフレキシブルなの(強いかはわかりませんが)面白いですよね。

クルトワを研究したらしきフリーキックと、前がかりになった相手を鎮めるカウンターでモロッコ会心の勝利。国どうしの力関係で言うと番狂わせになると思うが、ピッチの上ではたいした差はなかった。逆にいうとそもそもピッチの上でそれくらい差を詰めないと、サッカーでは番狂わせは難しいんだろうな、とちょっと思った。

*1:それくらいの条件があればふつうはブロックの外をさくさく回しているだけでも相手を動かせるのだが……。

*2:とはいえサッカーの強化は長い道のり。後戻りをしているわけではないので、気長に見守ります。