ドラゴンクエストのゲーム音楽人気投票を見た

 

みんなで決めるドラゴンクエストBGMランキングベスト100 - みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki - atwiki(アットウィキ)

1位 木洩れ日の中で(VI 幻の大地
2位 おおぞらをとぶ(III そして伝説へ…)
3位 遥かなる旅路(II 悪霊の神々)
4位 冒険の旅(III そして伝説へ…)
5位 戦闘 -生か死か-(IV 導かれし者たち
6位 勇者の挑戦(III そして伝説へ…)
7位 この道わが旅(II 悪霊の神々)
8位 勇者の故郷(IV 導かれし者たち
9位 戦火を交えて(V 天空の花嫁
10位 敢然と立ち向かう(VI 幻の大地

 

 どういう素性のものなのかはよくわからないのだけど、スクウェア・エニックスから出ている歴史の長い、そして最近はIP活用にいそしんでいるロールプレイングゲームドラゴンクエスト」シリーズの作中音楽人気投票があって見てみたら、「木漏れ日の中で」という、たしかに僕個人的にも大好きだし、1位になる質を備えているとは思うのだけど、でも実際にこれが1位になることってある? ……というような曲が1位になっていたのでちょっとびっくりした*1

 

 僕はけっこう昔からドラゴンクエストとその音楽が好きで、もしドラクエの曲が流れてきたら、それがどの作品のどの場面で流れるなんという曲なのかを7割くらいは識別できる。

 昔、地元にあった美大の学園祭に友達と言ったとき、なぜかドラクエ7の過去フィールド曲「失われた世界」が流れている部屋があって、「え!? ドラクエ7の曲流れてるじゃん。まって、ドラクエ7だよ!?」とはしゃいだら友達に「落ち着け」と怒られたことがあるほどである。

 

 それくらいのドラクエ音楽識者として言わせてもらうと、このランキングはけっこう面白かった。

 

 1位「木洩れ日の中で」はかなり驚きだけど、ドラクエ6ってシリーズのなかでも、音楽の統一性が非常に高い作品で、なんかこう、いろいろな場面の曲にいくつかのモチーフを使いまわしていて、全体としての雰囲気が非常にまとまっているんですよね。

 それに、楽器としてのスーパーファミコンの性能をフルに使いこんだ意欲的な曲が多くて(「迷いの塔」とか「勇気ある戦い」、「ハッピーハミング」とか)ゲームとしてはあまり評価されていないけれど、音楽はほんとうにひとつのすごいものを残したと思っている。

 

 2位「おおぞらをとぶはみんなが好きな定番の名曲ですね。1位でもいいと思う。3位「遥かなる旅路4位「冒険の旅」もくせが強くて、「遥かなる旅路」が「冒険の旅」より人気があることってよほどひねくれないとないですよ。

 5位「戦闘 -生か死か-は人気の戦闘曲。これはオリジナルのファミコン版音源とリメイク版のプレイステーション音源以降で、イントロ部分のアプローチがかなり変わっていて、どちらもとても良いのでたぶん激しい派閥争いがあるんですよね。個人的にはしいていうならファミコン版の狂ったような高速単音イントロが好きです。

 

 6位「勇者の挑戦もランキング上位がふさわしい人気曲ですね。7位「この道わが旅には歌詞があって、カラオケで歌えることでも有名。8位「勇者の故郷は冗長だという意見もあるけれど、曲をゲーム中で聞くタイミング、みたいなものを評価に加えるとさらに上を目指せる曲なのではないでしょうか。

 9位「戦火を交えてドラクエ5で最上位みたいだけど、5の1位は「高貴なるレクイエム」か「結婚ワルツ」が鉄板なんだと思ってた。せっかく、ドラマと結びついた曲が名曲なのでその地の利を生かしてほしい。10位「敢然と立ち向かう」もファンのあいだでよく話題になる名曲だけど、個人的にはもうすこし下でいい気がするんですよね。なんか、いい曲なんだけど、ちょっと悪い意味でかっこよすぎるっていうか……。

 

 話していると熱くなってきたな……。

*1:まあでも、総投稿数74、総投票数1055、一人当たりの平均投票数14ちょい、というあんまりみんなで決めてはいないランキングだったのでこういう振れはあるのかもしれない。