僕がよく行くスーパーには、一角に雰囲気の違うワインの専門店があり、立ち飲みテイスティングスペースもついていて良さげに見えたのだが、これまでのスーパー通いのなかずっと「あるな~」と眺めているだけだった。
そういう存在のお店にたまたま気が向いて入ってみるときって、心のなかにどういう力学が働きますか? 僕もまだよくわかっていないのですが、明確なきっかけとかがあるわけじゃなくて、なんか入っちゃうというタイミングがあって、そういうタイミングで入ったお店はとても好きになってしまうことが多い気がする。
静岡発祥のワインの専門店だが、都内やほかの都市にもすこし支店があるらしい。カウンタースペースでは200円くらいからワインを試飲することができて、チーズや干しぶどうなど、ちょっとしたおつまみが味わえる。高度な会員システムが整備されていて、会員になる*1と店頭で提供されているセレクトワインをコース料理のように全種類合わせて1000円で試飲でき、これが明らかにお得だったので登録させてもらった。
個人的にはいろいろあるお酒の中でワインがいちばん飲まず、飲むときも、「ウエとはなるけどまあ飲めて酔えるのでヨシ!」みたいなランクのものしか飲んだことがない。……ということを世間話で店員さんと話したのだが、店員さんはすこぶる話術があり、「でも、ほかのお酒はよく飲まれるんですよね」「ほかのお酒を飲んでいる人はワインもすぐわかるようになるんですよ」「こちら、どうでした?」「……。なるほど、お客さん、やっぱり『舌が育ち切って』いますね」などとおだてられているうちに非常にいい気分に*2なってしまい、本日のコースワインだけではなく、さらに上の飲み比べセットまで頼んでしまった。
人生で飲んだ単価1番高い酒更新した☝️ pic.twitter.com/tpMfM1r1t4
— soudai (@kageboushi99m2) 2024年9月29日
非常に高いワインと、そこまでではないけどまあ高いワインをペアにして飲み比べする、というセットで、注文したときには店員さんに「どっちがどっちかわかるようにした方がいいですか?」と煽られて苦笑ってしまった。やろうと思えばこのお店で格付けチェックの真似事ができるということであろう。
さすがに今回は遠慮しましたが、でも実際、どこかのタイミングでやってみたいって気持ちにはなっちゃいましたよね。
結局最後に、6か月間おすすめのワインが店頭に届けられる、サブスクっぽいセレクトコースにまで加入*3してその日は満足帰宅😋となった。初回配布は10月下旬になるそう。人生の楽しみがちょっと増えました。いいお店でした。大好きです。