【レアル・マドリード×バルセロナ|ハイライト】レヴァンドフスキのドブレーテ、ヤマルの“クラシコ初ゴール”などバルセロナが4発大勝!|ラ・リーガ第11節|2024-25シーズン
次から次へと出てきてスカッドに当てはまっていくカンテラ育ちの若手の持つスピリットに、ハンジ・フリックがドイツ式のハイラインという形を与えた。それが非常に上手くいって、破竹の勢いを得ているバルセロナ。
一方で、待望の大スターを獲得しつつも意外にもクロースの穴が大きく、またスカッドの薄さ・アンバランスさをピッチ上で修正することもかなわないなか、「結果の上振れ」を引き出す特殊能力「マドリディスモ」でもってしてなんとか威厳を保っているレアル・マドリー。
……その「マドリディスモ」が効かなかったら当然こうなるでしょうね、といった感じの敗戦でした。
バルセロナはハイラインを敷きつつ、プレッシングは行き過ぎずに中盤へのパスコースを消すという近年流行りの守備で、一方でマドリーはその裏に長距離パスをけっこう投げていたのですが、オフサイドで守られる、というのが前半の構図。
これを続けていけば、エンバペなりヴィニシウスなりベリンガムなりが裏抜けのタイミングをつかみ、あっさり先制できそうだななんて思っていたのですが、バルセロナのハイラインは練度が高く、一方エンバペは雑な動きでオフサイドを取られ続ける。
前半終了時にはそれでも「勝てる試合だな」なんて見ている側としては思っていたのですが、思い空しく、後半開始後すぐに守備陣の集中力が切れて2失点。その後も死体を蹴られ続け、悔しいという感情もわかないような完敗で試合は終わりました。
とはいえべつに悪いプレーをしていたわけではなかったし、良かった選手も全然いたのが余計に切ない。ふつうにアベレージくらいの出力を出して、何とかディスモが発動したら勝てるがしなかったので、サクッと負けたというね。
なんか結果は出しているので周りからおだてられすぎているが、傑出した選手を少数集めてそのイマジネーションについていけない選手は淘汰され、残った選手は酷使され、戦い方にも結果にもとくに一貫性はないがでも伝統の力で最後には勝つ、……みたいなモデルの不安定さを再確認させられた。まっとうに戦術を決めて選手を育成するサッカーに方針変更せよとは言わないが、極端も良くないと思うんですよね。
C・ロナウドとメッシの時代を
— 倉敷保雄 (@Craque_M78) 2024年10月26日
彷彿とさせながらも
全く異なる偉大な2つのチーム
ワイドなボールをどう扱うか
未だ疑念を残しつつ
なお負けないベルナベウという
偉大な魔法
方やライバルを窒息させる
プレッシング
完全復活のバルサ
持てる魔法のすべてを天秤に乗せ
アゼリューゼ
いざ、クラシコ pic.twitter.com/UZtoUHb5QR
倉敷さんの試合前あおりツイートだけ今日は楽しかったです。いきなりのアゼリューゼは草なんですよ。