22-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ、グループFの第5節「RBライプツィヒvsレアル・マドリー」の試合を見た。すでにグループステージ突破を決めているレアル・マドリーにとっては、言っちゃえば消化試合。1位突破を目指し*1つつ、主力を休ませるというのがこの試合のミッションとなる。
📋✅ ¡Nuestros convocados para el partido 🆚 @RBLeipzig!#UCL pic.twitter.com/1U8VH1M1pb
— Real Madrid C.F. (@realmadrid) 2022年10月23日
📋✅ ¡Nuestro 𝗫𝗜 inicial 🆚 @RBLeipzig!#UCL pic.twitter.com/A8OlTkV8fh
— Real Madrid C.F. (@realmadrid) 2022年10月25日
そんなレアル・マドリーの招集メンバーと先発メンバーはこちら。クロースとチュアメニを中盤の底で使い、トップ下気味の位置にカマヴィンガを配するという、マイナーチェンジ布陣で来ました。
これまでも必要に応じて選手を入れ替えつつ、また新しい選手には新しい役割を柔軟に与えることでその潜在能力を発揮してきたカルロ・アンチェロッティ監督。果たして今回もその手腕を発揮するのか……?
🏁 FP: @RBLeipzig 3-2 @realmadrid
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⚽ Gvardiol 13', Nkunku 18', Timo Werner 81'; @vinijr 44', @RodrygoGoes 90'+4' (p)#UCL pic.twitter.com/BPrhW4dPvL
ダメでした。
カマヴィンガ目線で言うと、普段はこのチームにないトップ下の位置に配置されたはいいものの、このスペースに出入りするのを好むアセンシオやロドリゴとの仕事分担がうまくいかなかったような感じがする。*2
守備時もIHがいるときと違ってトップ下が2列目の守備に参加するには、スペースを考えて戻らないといけない.。そういったところが普段のマドリーのバランスを崩してしまう方に、結果的には多く作用してしまった采配となったかなと思いました。*3
でもそんななか、カマヴィンガは「一旦見に回る」といったことをせず、とにかく考えうるあらゆることを試していたのが凄いなと思った。
ゴール前に顔を出してみたり、裏抜けしてみたり、サイドに張ってボールを受けたり、3列目まで落ちてきてボールを受けたり、あるいはあえてボールをもらいに行かず次の次のプレーの位置で待機したり、デコイになったり。ボールを持ったら攻撃方向を変えてみたり、シンプルにはたいたり、目の前の相手をはがしてみたり。
……何か結果につながったわけではないのだが、とりあえず総当たりでやってみるという姿勢、僕がカマヴィンガの上司だったらかなりの高査定をつけ、上の人に「あいついいっすよ」といろんなタイミングで言っていると思う。(僕はカマヴィンガの上司ではありませんが……)
いまのスカッド状況だと、引き続き先発での出番がありそうなカマヴィンガ。これからも難民キャンプ出身の19歳がマドリーでする冒険のゆくえを見守っていきたい、という気持ちになった試合でした。