新生~20/21ラ・リーガ第6節 レアル・マドリーvsマジョルカ~

 

 結果は6-1でレアル・マドリーの圧勝。とくにアセンシオがハットトリックの活躍をするという、ファンにとってはうれしい形での勝利だった。

 

 結果は知っていて、あと当日朝なんとなくTwitterを見たら、僕用にカスタマイズされたトレンドに「アセンシオ」と高々と出ていたので、「アセンシオが活躍したっぽいな」とはわかった状態で試合を見たのだけど、やっぱり6点も取ってくれると結果知っている試合でもわくわくしながら見れますね。見れない試合はみんないっぱい点取って勝っててほしい。

 

今日の格言:
見れない試合はいっぱい点取って勝っててくれるとうれしい

 

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 レアル・マドリーは代名詞ともいえるクロース、モドリッチ、カゼミーロの中盤三名をこの試合では刷新。バルベルデ、カマヴィンガ、アセンシオという名前の並びを見たときはわくわくしたよね。

 

 とくにインサイドハーフに配置されたアセンシオはずっと見たかった。本来の適正ポジションは2トップの衛星ストライカーか4-2-2-2の攻撃的MFだと思うのだが、ジダン体制下ではウィングで使われており、ただサイドでボールを持ってなにかをするのが得意なタイプではないのでずっと輝きを失っていたのが切なかった。

 

 インサイドハーフ、……というよりはピッチ右に待機してからボックスに侵入するストライカーというようなイメージで起用されたこの試合ではアセンシオは輝いていたし、結果もめちゃくちゃ出した。長らくあった「ベンゼマがあけたスペースにだれがつっこむのか」問題の一番の解*1になったと思う。

 

 トップレベルの選手たちが無意識で「わかりあって」プレーする、というマドリーを見ていて最高に気持ちのいい状態にはまだなっていなかったものの、トップでスペースをあけるベンゼマ、カットインしたり裏抜けをくりかえすウィング、ゲームメイクに下がりすぎない中盤3枚、上下左右動いてサポートができるサイドバック、ルックアップしてロングフィードが送れるセンターバックと、……チームとしてそれぞれのパーツがかみ合っていた。

 

 ただ、中盤や最終ラインでのプレス圧力が高い相手におなじサッカーができるか、……とくにアセンシオが中継地点として、つまりミッドフィルダーらしいプレイをどの程度できるかは微妙なので、あまり浮かれすぎずにいたい。もし最終的にいまのギュンドアンみたいな感じになってくれれば、最高です。

 

 しかし、アセンシオがいてくれてよかったな……。ひょっとしたら怪我せずにバリバリやってて、けどジダン体制でろくなポジションがもらえず結果も出ない、ということが続いていたら移籍していた可能性がまああると思うので、アセンシオのキャリアとここでアンチェロッティがきたことの巡り合わせに感謝したい。

 

今日の格言:
アセンシオのキャリアとここでアンチェロッティがきたことの巡り合わせに感謝すべし

 

*1:モドリッチバルベルデにこの役目を任せていたこともあったけど、やっぱりシュートのうまさがこのふたりとはちょっと違うよね。