マンチェスター・Cとアーセナルの試合を見た。僕がよく見る男二人組サッカーバラエティYouTuberにプレチャン*1というひとたちがいるのだけれど、彼ら、片方がマンチェスター・C、もう片方がアーセナルのファンである。
僕はあまり配信を見る習慣がないのだけど*2ふたりの直接対決の回でもあるので、今回は配信を流しながら試合を見ることにした。
現在、アーセナルとシティには実力差がある。試合も、アーセナルは入りこそ果敢だったものの、見ていて痛々しくなるような2失点のあとジャカがこれもなくていいレッドカードをもらったことで、半分もいかない段階で決着がついてしまった。
プレチャンの配信も悲しい雰囲気になりかなり笑えた。「空元気にもPPがあるんですよ!」→「そのあとは悪あがきするしかないからな」、「プレチャンをやってて良かった。ひとりでこの試合を見ていたら泣いていたと思います」、「齋藤飛鳥さんはいいことがあったら暗い小説を読んでバランスをとるらしいんですよ。俺はいいことがあったらこの試合を見返そうと思います」、「俺も(アーセナルの将来が楽しみだった時期の)魔法が解けてきて、最近ずっと目がウルウルしてるんです」→「最近ずっと家から出ないもんね」、「(アーセナルが降格したらチャンネル名変わるのかな…)」→「プレチャンのチャンがチャンピオンシップ*3のチャンになるだけだよ!」といった、コクの深いくだりがいろいろ出てきてよかった。
サッカーは、推しチームのみじめな姿を見せることを通して、人間のコクを深めていく作用があるっぽいんですよね。そしてそこが良さだと思います。
そのあとは眠かったので寝たんですが、夜にはこの試合もあった。今シーズンは開幕戦のシティvsスパーズ、そのあとのアーセナルvsチェルシーも見ていたので、せっかくなのでこれら主要クラブ同士の試合はぜんぶ見ちゃおっかな、と思って起きてから見た。
途中まではどちらも主張を持って戦う互角の勝負で、そのあとハヴァーツのかなりラッキーなゴールが決まったというただ1点でチェルシーが優勢になったが、さらにそのあとリース・ジェームズが退場したことによりまたぜんぜん違う壊れた試合になってしまった。
リース・ジェームズ、良いゴールカバーだったし手にあたっちゃうのは避けらんないと思うのだけど、手にあたっちゃったあとちょっとゴールからボールをかき出すような手の動きをしちゃったのが印象悪いんでしょうね。
しかし、「かき出した」とみなされなければノーファールで、被決定機をひとつつぶしたことになるのに対し、みなされちゃったら退場+PKという、罪の重さに極から極にふれる違いがあるのがちょっとかわいそうだ。体に跳ねかえったボールが手にあたるあんな一瞬で動きを制御するのの難しさにつり合ってなさそう。
*1:参考:Come on you プレチャン - タイドプールにとり残されて
*2:身につかなかった。