一発で身につけた習慣と身につかなかった習慣

 

 僕は自分の生活に関してはとても保守的で、決まりきったルーティンから外れることがほとんどない。けど稀に、「あ、これやってみよう」と思いついて、習慣をぱっと切り替えてしまうことがある。

 そんな一発で身につけた習慣をひとつ、そして身につきそうだったけどつかなかった習慣をひとつ紹介するので、生活の参考になればいいなと思います。

 

身についた習慣:歯ブラシはヘッドの大きいのを使う

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 19歳くらいのころ、最近イギリスに行ったという友達の家に遊びに行ったとき、友達がイギリスで買ってきたという歯ブラシを見せてくれたことがある。これが、けっこうヘッド部分が大きな歯ブラシだったんですよ。

 友人は「イギリス人、口でかすぎる(笑)」とめっちゃ馬鹿にしていて、これをわざわざ僕に見せてきたのも、ひと笑いとるためだったと思うのだけど、僕は表面上は雰囲気を合わせて笑っていたけど、心の内側ではイギリス人の合理性に「ほえ~」と敬服していた。

 

 だって、そのときまでまったく考えたこともなかったのだけど、よく考えると、歯ブラシってブラシ部分の面積が大きければ大きいほど1ストロークで磨ける面積も増えるので、有利でしかないじゃないですか。デメリットもとくにないし。

 その日家に帰る途中で大きい歯ブラシを買い、家にあったちいさい歯ブラシにはもう用がなかったので捨てた。その日からずっと大きい歯ブラシを愛用している。

 

身につかなかった習慣:グーグルマップに行きたい店を保存する

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 グーグルマップでは「お気に入り」とか、「行きたい場所」みたいな感じで地点を保存しておく機能がある。それをフルに使いこなして、地図アプリを開けば行きたい場所や行きつけの場所がどーんと表示される状態になっている友人がけっこういて、見るたびにうらやましかった。

 たんに外部記憶のライフハックとして便利というのもあるし、あと、地図に散らばるピンがそのひとの人となりを示しているようでもあって良いと思ったから。

 

 ある時そのことを飲み会で友人に話し、またそのちょっとあとに近くの席にいた知らないおじさんと話していて「珍しいね、若い人で居酒屋好きなの」→「おじさんたちの知っているいいお店を教えてあげるよ」という流れになり、タイミングがそろったので始めて見ることにした。「グーグルマップに行きたい店を保存する」習慣を。

 

 ……ただ、数か月で飽きてやめてしまった。僕あれなんですよね、計画力が低いのでお出かけを始める時点ではどこに行くか決めないことが多いんですよ。なので、「行きたい店」リストが役に立つタイミングがあまりなかった。あと、「行きたい店」があまりに増えると、なんというかプレッシャーも感じちゃって、地図アプリでピンが目に入るのがちょっと苦痛になっていた。習慣には向き不向きがあるものだし、まっさらな無個性地図でいいかと思った。

 

 みなさんの身についた習慣と身につかなかった習慣もぜひ教えてくださいね。