鳥たちも待ち合わせていてにぎわうよ氷河博物館のファサード
若いころ美術をやってた手癖だと言って作っていた飴細工
ストーブのそばに私が居座れば 雪の庭辺でただ待つ先生
春になればいなくなっちゃう先生と淫らなものを雪で作った
二学期はつめたい学期いつまでも合唱部員のひとりのままで
くれるものうれしいせいで(12月)くれないものが悔しい(2月)
雪捨て場 合わせて七十二度九分の熱を持ちこみ笑う先生
近づいて花の香りをかぐときにしとけばよかったキスの思い出