前回:
コーチェラの配信で初音ミクを見た - タイドプールにとり残されて
Charlotte de Witte
目を覚ましててきとうにつけたチャンネルがこれだったので、非常にアシッドな気分に包まれながら一日をはじめることになった。音楽もそうですが立ち居振る舞いもかっこよい。
No Doubt
スカパンクはまあまあよく聞くジャンルなのですが、いままであまり触れてきたことがなかったのがNo Doubt。でもいまだに僕は個人的にこのジャンルの音楽、全部一緒に聞こえる*1ので、聞いたことなくても問題なく楽しむことができました。リズムに合わせてぴょんぴょん跳ねていたらどれも同じだね。
それにしても「hey baby hey baby hey」って曲めちゃくちゃカッコよかったな…。
The Drums
知ってるし、聞いたときは毎回いいと思うけどそんなにめっちゃは聞かないくらいのバンドを聞くのこういう日の醍醐味という感じがある。
LATIN MAFIA
ここからは3日目(日本時間月曜日)。名前から予想していた通りラッパーで、検索すると大手レーベルとは契約せずにTikTokなどを中心に売れていった3兄弟グループらしい。曲調やパフォーマンスはちょっと内省的に、リリカルに歌い上げる感じでしたね。こまめにオーディエンスとコミュニケーションをとっていて熱があった。
Khruangbin
やはり最高や……。浸った。パフォーマンスも、近未来風でもあるし過去風にも見える建物を模したちょっとしたセットの前を、メンバーがたまにくねくねしながらゆったり歩き回るだけで、かなりコズミックな感じでしたね。現地で見たら何かの麻酔がかかるんだろうなこれは。
Barry Can’t Swim
こちらはDJ。とくに意識して聴く気はせず適当に流していたがあまりにも良くて最終的には張りついていた。ゆったり踊れる感じなんだけど、同時にめちゃくちゃメランコリックな多幸感があって、一番個人的に音楽に求めているものが入っていてうれしかった。たぶん今後も聞くだろうしこのコーチェラ最大の個人的収穫かもしれない。
良かった。配信も前列で盛り上がっている人を映してくれていい雰囲気でした。
「senpai」「hentai」「sensei」みたいな英語圏でも認知されているオタクワードが前面に出てくる曲があって、やっぱり海外から見るとotakuカルチャーど真ん中のグループに見えているのだろうか。
国内的にはオタクっぽさをなんか茶化しつつスタイリッシュに踊っていて、しかし喋らせたらずっとすべり芸をしているけど全部合わさって最終的には新しくてカッコいい、というよく考えるとかなりハイコンテクストな芸能(絶対に真ん中ではない)をやっていると思うのだけど、そんなの伝わるわけないからな…。
まあなんにせよ、日本臭さみたいなものを非常に打ち出して持ち味にしつつ、現地フレンドリーでもあるようなパフォーマンスをしていて巧みさがすごかった。
*1:でもなんかこの人たちはけっこうポップで、ムーディな曲もいっぱいあるっぽい?ですね。