本当はこのカードを現地に見に行って、アスルクラロ沼津の初観戦!とする予定だったのですが、休みが取れ*1ず、しかたなくこの試合の手前の日曜にあったJ3首位決戦「大宮アルディージャvsアスルクラロ沼津」を配信で見て初観戦とすることにした。
噂には聞いていましたが、沼津はかなり強い。守ってはプレッシングがうまく、基本フォーメーションは4-3-3でそこから4-4-2に形を変えて掴まえていくんですけど、大宮の3バックと人数上はかみ合ってないはずなのですが連携してうまくひとり少ない人数で追い込んでいた。
ボール保持も非常にポジショナルだが、ボールを持つ意識は強すぎず基本的には前に出していき、攻撃はクロスや縦パスやポケット攻撃でさっくり終える。どの選手も自分の周囲に余裕がある時のプレー、ないときのプレーをしっかり理解していて受けた後の判断が早いんで妙な失いかたを比較的しないですね。見ていて気持ちのいい、組織的なチームになっている。
ただ一方で、そういう優等生的な好もしいサッカーをしているクラブが、本来ここにいるべきではないクラブに能力値の暴力でつぶされるというのもこの悪魔の巣Jリーグではよく見かける光景である。
まさにそんな感じのゴールを杉本健勇*2に決められてビハインドに、しかし、プレー原則通りの1点を沼津も後半にゲット。これはオウンゴールとなりましたが、しかしこのひとつの組織となってサッカーをしているチームにだれが得点を撮ったかのラベルなんてそもそもいらないんでしょうね、という感じのきれいな流れでしたね。そしてそのままスコアは動かず、天王山は痛み分けに終わった。
沼津は間違いなく強い*3ですが、この強度を夏以降も続けられるのか、また対戦が一周回ってがちがちに引くなど対策をされる側になったらどうするのか、など、昇格への道のりはまだ全然クリアではない。
そこでうまく味変要素になってほしい、という意味で齋藤学や川又堅碁がスカッドにいるんだと思います。今日は不発感があったが、苦しい試合のときに彼らがクオリティを見せ始めたらピッチ内でも外でも効果的だと思うし、昇格も見えてくるのではないだろうか。
⚽️試合終了⚽️
— アスルクラロ沼津【公式】 (@azulclaro1990) 2024年4月14日
🏆明治安田J3リーグ 第10節#大宮アルディージャ 1-1 #アスルクラロ沼津
54分 オウンゴール#結束~魂で闘え~ pic.twitter.com/S5HA3mSBKQ
最初に述べた通り、僕の愛してやまない札幌とのめったいにない対決がこの目で見れないのは残念ですが、このぶんだと、来年以降にはJ2で年2回顔を合わせるようになる可能性もかなりありそうである。まあそれを心の慰めとして、水曜日はがしがし仕事をしようと思いました。