ニールセン 交響曲第5番 ほか

 

ニールセン 交響曲第5番

Carl Nielsen: Sinfonie Nr. 5 op. 50 | Herbert Blomstedt | NDR Elbphilharmonie Orchester

 最近はニールセンの5番をよく聞いている。ニールセンはクラシック音楽に入門したての頃にけっこうよく聞いていたのだけど、「不滅」とか「ひろがりの交響曲」とかかっこいいタイトルの曲がたくさんあるのでそっちに気をとられて、5番はあまり印象に残っていなかった。……のだけど、最近きっかけがあって聞きなおして、めちゃめちゃ神曲だ😭となりました。

 

 とてもシリアスな音楽なのだが、一方で情景のわかりやすいメロディーや初心者の耳でも意図の感じられる展開が多く、また適度に前衛的なので、クラシックのプロパーじゃないひとでも楽しみどころを見つけやすい楽曲だと思う。第1楽章終了~第2楽章の始まりのパッセージなど、いつ聞いても素直に感動してしまう。

 

盤上の心理ドラマ

聞いてはいけないことを聞いてみたらキレられた【棋譜解説】

 という動画を見ていました。将棋のトップリーグ「A級順位戦」に今年YouTuberとしては初めて挑み、みごと残留を果たした中村太地八段が、「なぜ残留できたんですか?」という魅力的に失礼な導入から自戦譜を解説するという趣旨の動画である。

 

 単に棋譜を追いかけて、AI最善手と見比べるというだけではわからない、実際に強大なチャレンジに挑んでいる棋士の心理がコメンタリーされていて、心理ドラマとして非常に面白かった。

 棋士というのは勝負の前に、だいたいどういう展開になったらこう指すといいよな、みたいなのを「研究」して臨むのですが、どんなに指しても相手の研究通りなので相手が時間を使ってくれない…泣、と嘆いたり、研究を外れて相手が持ち時間を使いはじめたらそれはそれで「研究していないということは直前の自分の手が研究するまでもない悪い手だったということ、終わった」とがっかりするなど、リアルな心理の揺れ動きが語られる。

 

 「ヒカルの碁」とかががトップ棋士の辺までやったらこういうことを素材にするんだろうな~、というフィクション的な面白さ。おすすめです。

 

国際親善試合 スペイン vs コロンビア

 という試合を見た。クバルシやらラミン・ヤマルやら、ふだんのルーティンでは見ることがないが、気になっていた選手を見ようかな😋と思ったのだけど先発ではなかった*1。メンツを見るに、どっちかというと控えメンバー主体だったみたいですね。

 

 というわけで、ホセルやペドロ・ポロを「がんばれ~」という感じで見ていたのだが、どちらもスペイン代表ではお客様という感じで、あんまり特徴が目立つような形でチーム戦力に組み込めてはもらえていませんでしたね。

 ホセルはフィニッシュ時ボックスに侵入するメリーノに、ポロは逆サイドでキッカーも任されるグリマルドに、お株を奪われるような感じになっていた。

 

 印象に残ったのはスタジアム。試合前に大きくウエストハムのフラッグが広がってて、「?」と思ったのだけどどうやらロンドンスタジアムで試合をしていたらしい。その割には抜かれた観客席がけっこうラテンな感じの人々だったりしたので、欧州は統合されているな~と感じました。

 

*1:ふたりとも途中から出てきた。