休日のかたちにぴったり合っている

 

 最近土日は将棋のタイトル戦の様子を追いかけながら作業をしたり寝たりして過ごしていることが多い。

 将棋のトップ戦は二日間かけて行われる。日曜日の昼ごろから戦いが始まり、夕方ごろにデッドヒートのピークを迎え、サザエさんが始まるころにおだやかな形作り~終局、といった感じの曲線を描くので、盛り上がりのかたちが理想の休日の過ごしかたと合っていて気持ちいいのである。

 

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 こんな感じ。

 

 直近の王将戦第3局もめちゃくちゃ楽しかった。見るときはどこかの新聞社がやっている棋譜中継と、この「元奨励会員アユムの将棋実況」というチャンネルの配信を見ていることが多い。

 やっぱり解説があると、段階A「え? この突いてきた歩とればいいじゃん?」→段階B「その歩を取ると、こうこうこうやって、5手後には王手飛車取りをかけられて負けます」みたいに、段階Bの状態で将棋を楽しめるのがいいですね。Aの段階で見ててもなにも楽しくないですからね。

 

 この配信者の方はしっかり公式*1と契約して実況を行っているらしく、定期的に「棋譜は主催の○○新聞社のサイトで見れます。また、棋士の対局中の姿や棋士による解説を見たい場合は囲碁将棋チャンネルの契約がおすすめです。オンデマンドでスマホでも見れて、月額980円です」みたいな営業文言をしゃべっているのがちょっと面白かった。

 

 将棋でいい感じに温まり、余韻の残る日曜日の夜にはこういう動画を見るのもいいですね。「ズボラの漫画飯再現料理」は料理漫画のメニューにゆるくツッコミを入れながら実作していくという、YouTubeとしてはとくに攻めたところがあるようなコンテンツではないのだが、雰囲気が良いのでいくらでも見ていられる。

 ビートとフロウが心地いいんだよな。

 

 そのあとは休日は、趣味のYouTubeを見ていけば元が取れるフェーズに入ってくる。1月いっぱいまで泊まり込みで50本動画をあげるというチャレンジに取り組んでいたサブカルYouTuberの動画を見た。

 

 そこで紹介されていたローファイヒップホップのオタクトラックメイカーがセーラーヴィーナスにささげたEPを聞いて、ちょっと心動かされるものがあってセーラームーンを買ってしまった。

 

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 衝動買い気味だったような気がするが、まあ「セーラームーンを履修した」ということで勝てる今後の人生のオタクジャンケンの回数を考えると、悪くない買い物だったと最後には言えるのではないか。

 

 寝るまえにはちょっとまえに東海オンエアがやっていたマリオメーカー動画のコースを御曹司がクリアしてみた、という動画を見た。御曹司のチャンネル見るの初めてだったのだけど、想像していたよりおしゃべりがうまくて面白い。

 これで終わりにして寝ようと思ったけど、いくつか動画をみた。マリオメーカーってだれがさきにゴールするかバトルモードがあるんですね。1回くらいやってみたいな。でも、一日にしていい衝動買いは1回までなので、買わなかった。

*1:将棋連盟。さすがに環境が固定化してきていて新規プレイヤー流入も減っていると思うので、環境トップの藤井聡太をナーフするなり何とかしてほしいところだ。