ゴーストソングたち

 

 ハッピーハロウィン! ハロウィンと言えばゴーストですね。ということで今回は、個人的に好きなゴーストソングをいつか並べていきたい。

 

 まずはGAMBSの「あなたはGHOST」ですね。現代のポップスのスタンダードみたいなシティ感のあるおしゃれな雰囲気に、ちょっとした疾走感、ダンス感、あとサビに入ってからも、一回リセットするんじゃなくてそのまま上がっていくノリの良さが好き。MVの白布被りゴーストも、ノーマルだけど非常にかわいくて良いのではないでしょうか。

 

 僕の人生をとらえて離さないゴーストソングと言えば、The Twangの「Push the Ghost」を避けて通ることはできないでしょう。だれしも、楽しむときだけが人生にあるわけではなく、むしろ自分の人生について考えて憂鬱になる時があり、そのときに頭に流れてくる曲があるのではないかと思いますが、僕にとってのそれがこれである。

 サビの「Jobs to do, that involves me and you.If we get our act together we can push away the ghosts forever」というフレーズを口ずさみながら、意味を考えながら、複雑な人生をこれからも生きていくんだよ……。

 

 ちなみに2バージョン貼りましたが、個人的にはベースのメロディーがなんともいえない感傷をもたせるRadio Edit(YouTubeのほう)が好き。

 

 人生に考えて疲れたあとはBlurのGhost Shipでチルですね。本物の幽霊が恐怖や憂鬱、焦りの象徴であるのと同時にどこかにやすらぎを感じる存在であることと同じように、「Ghost」を冠した曲にも、自分を駆り立てるものだけではなくゆったり静めてくれるものもあるようである。

 

 さて、幽霊幽霊幽霊と、幽霊のことばかり考えて疲れたので、寝るまえにはこのような明るくて、気楽で、あとありえないくらい有名なゴーストバスティング曲Ray Parker Jr. - Ghostbustersを聞いて、さっと耳直し、いい気分になってから電気を消すのがいいですね。

 ゴーストバスターズ

 

 

 

画:DALL - E

 しかし実のところ、ゴーストストーリーの舞台となるのは僕らが安心して寝静まったあとのこんな曲(PhishのGhost)が似合うような騒がしくにぎやかな切ない真夜中。

 アルバムのジャケットのビジュアルも、おそろしさとなんとなくの親近感があるなにかが描かれていて、この曲の「Ghost」ってこういうことなのではないかなと勝手に思っている。