開いとるチャンネルは開いとる

 

 僕自身は年末年始に合わせてしばらく長い休暇を取ったので、1月の半ばくらいまでは休みが続くが*1、多くのひとは今日か明日くらいから仕事に戻るでしょう。

 

 その多くのひとというのにはYouTubeチャンネルも含まれていて、けっこう多くのYouTubeチャンネルが年末年始は動画投稿をお休みする。しかし、……やっているチャンネルはやっていて、それが年末年始休暇を楽しんでいた僕にとっての、毎日の大きな楽しみだった。

 

 12月31日に猛烈な将棋を公開したのが「将棋放浪記」である。この動画の面白いところは2か所あって、ひとつ目は9:27あたり。一手「ロッテリアのね」を打ち込む間合いが完璧で、聞いていてかなり吹き出してしまった。

 もうひとつは16:20あたりから終局まで。将棋放浪記では基本的に、棋士が将棋を指しながらリアルタイムで実況解説をするのだけど、終盤難しい展開になってしかも時間も無くなってくると「喋りを止め、ものすごい表情で即指しを繰り返す」になることがたまにあって、そのときの迫力はすごい。

 

 その背水の陣モードに入る前の最後の実況が、「不死身の玉であってほしい」なのがかなりかっこよかった。

 

 いま、最も勢いのある*2サッカー系YouTuber二人組は1月1日に福袋開封動画を上げていた。ふつうは推しのチーム以外を買うことのない「ユニフォーム」、それをあえて中身にした福袋って攻めた商材だ。

 もちろん、心に決めたクラブがあるふたりは他チームのユニフォームなんていらないので、それがそのままお年玉プレゼント企画になるのも面白かった。来年のいまごろにはこれに彼らが直サインを書いてプレゼントにしても、「そっちのほうがうれしい!」となるくらいには大きな存在になっているのではないか。

 

 1月3日には「ポケモンソルジャー」が今年最初の動画を上げている。5音・7音・5音の3わざだけを覚えさせたポケモン対戦で「俳句の詠み初めを行おう!」という意欲的な企画である。

 「いや季語がないだろうから川柳だろ」と警察コメントを書き込みそうになったけど、ギリ「だいもんじ」が季語かもしれない。*3

 

 対戦自体はどうしようもなくなっているが、もうこれでもファンにとっては面白いのでYouTuberとしては1stステージ上がりという感じである。今年も楽しみです。

 

結び

 開いとるチャンネルは開いとるが、閉まっとるチャンネルは閉まっとる。そのことを強く感じた年末年始となった。

 

*1:ここは事実ではなく理想を書きました。

*2:2012年後半~2013年前半の大宮アルディージャぐらい勢いがある。

*3:あと最悪、実質「おみくじ」として機能しているハサミギロチンも季語かもしれない。