本郷奏多vsもこうvs虫眼鏡・狩野英孝vsしばゆーvsウルフ・アロン

 

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 年末……、といえば「紅白歌合戦」と遊戯王OCGチャンネルで開催される「デュエルロワイヤル」である。紅白歌合戦については以前話したので、今回はデュエルロワイヤルの話をしたい。

 

 やっぱり「デュエルロワイヤル」って、キャスティングがいいですよね。前回の朝倉海も良かったけど、ウルフ・アロンも良すぎる。ほかにも狩野英孝本郷奏多、もこう、そして、この人たちはよく知らないのだけど、東海オンエア?というYouTuber?からしばゆーさんというひとと虫眼鏡さんというひとが参戦する。

 

 遊戯王のカードゲームとしての競技性よりは、エンターテイメントを重視したつくりとなっていて、見ていてとても楽しい。

 僕はその世代ではあるのだけど正直人生でいちども遊戯王をやったことがない。ないんだけど、……みていて楽しそうだな、あんなふうにロールプレイして同世代の友達とやったら一晩ずっと笑っているだろうな、というような感じがすっごいする。

 

 狩野英孝としばゆーがマッチアップしたこの回では、小道具を持ちこんで「マインドスキャン」をした拍子に自分の手札が倒れて逆効果になったしばゆーがとても面白かった。

 

 完全に同い年、おなじ誕生日のふたりが戦ったこの回もとても良かった。当然のことだけど本職俳優がいるとロールプレイがひきしまるという図も見れて良い。「序列をつける」ともこうよりゲーマーの思考をしている本郷奏多が良かった。

 おなじ日に生まれたふたりだとはいえ、「遊戯王」というくくりがなければなされなかった共演でしょう。この世代の男子すべてをなにかしら巻き込んでいた「遊戯王」の深さが、2020年代になって強く効いてくる。

 

 カードゲームとしても見ていて面白い。このルールではあんまり詳しい知識が必要ないし、素早く、ドラマティックに勝敗が決まる。ほんとうにまったくやったことがないので、適当な言いかたになってしまうのですが、それが「遊戯王」のいいところなのではないでしょうか。すごい面白いゲームだ。ほんとうにやりたい。

 

 でも、知らないひと目線でいうと強欲の壺はともかく、激流葬とかマンジュ・ゴッドとか強すぎないですか? ……競技シーンとしての遊戯王にも興味が深まる。

 

 プライベートでも親交のある虫眼鏡vs本郷奏多の試合は、ひとことで表すなら「萌」でしたね。このふたりがそれぞれのYouTube以外で共演するのはこれが初めてらしい。そういう、この世代を広く網羅する「プラットフォーム」を提供する存在として、令和の時代の「遊戯王」は社会的責任を果たしていくのだと思われる。

 

 ……デュエルロワイヤル、最高でした。毎回見るたびに思うのだけど、演出も丁寧で、「デュエル」というゲームにも出演者にも最大限のリスペクトがされている。

 今後は徐々に拡大していって、「4×8のグループリーグ上位2位抜け16名によるノックアウトステージ」というチャンピオンズリーグとおなじフォーマットで毎年やってほしい。