最近好きなYouTube動画シリーズ

 

 ひとつだけではなく、好きなものがシリーズになっているとうれしいですよね。というわけで、最近好きなYouTube上の動画シリーズをあげていきます。

 

噂になっている一間飛車を研究したら驚くほど勝てる作戦だった!【将棋ウォーズ】 - YouTube

 最初は「棋士中村太地将棋はじめch」の10分で研究シリーズ。一線級ではない色物戦術を10分間だけ頭を抱えながら研究して、そのあと将棋ウォーズで実戦投入。プロパワーで勝利し「完全に強いよこの戦術」と言い残して終了するという完成されたお笑いのパターンをもつ企画シリーズである。

 素人目に見ても「これは弱いだろ」となるような駒組みから良さを引き出していくところとか、とても面白いです。

 

 最初は「嬉野流」とか「鬼殺し」とかふつうに戦えなくもない戦術でやっていたのだが、徐々に先鋭化していったという流れも好き。やはり、いい企画っていうのは自然に転がっていくものですよね。

 

【常識破り】王様の代わりに角を囲ってみたら、とんでもないことが起きた(将棋ウォーズ)

 最新版では「穴角」という空前絶後のクソ戦術を研究し見事に敗北していたの罰が当たっていて良かった。

 

ポケモン特化型アキネイター #ポケソル

 次はこちら。ショート動画ですね。このように1分間の動画でアキネイター役をするというのはショートでは流行っているフォーマットで、けっこう特化した物を持っているチャンネルは全員やっているくらいなものですが、ポケソルのこれはそこからのずらしがきいていて面白かったです。

 

織田信長ポケモンだったら #ポケモン

 「ポケモンに関係する質問だけで森羅万象を当てる」という企画なので、冷静に考えると、縛りが入っている分アキネイターより難易度が上がっており、1分間では質問も10個ぐらいしかできないので、当然のように外しまくっているのも面白い。

 

世界の奇書をゆっくり解説 第1回 「魔女に与える鉄槌」

 最後がこちら、「三崎律日/Alt F4」さんのシリーズ「世界の奇書をゆっくり解説」です。世界の「奇書」を紹介するというコンセプトで、まずは奇書の魅力あるタイトルをドーンとサムネイルに出し、それがどんな本なのか、なぜそれが「奇」書と言えるのか、そしてその本にまつわる歴史や人々のドラマを語っていく。

 

世界の奇書をゆっくり解説 第19回 「懐疑的天文学 : 非球たる地球」

 前置きや結語も凝っていて、たんに本のプロフィールを紹介するだけではなく、この本を紹介することでどんなことを伝えようとしているのか、狙いを持った編集になっているのも面白い。いい意味でVIPの雑学スレみたいなオフビートさもありながら、学問の香りも感じられる濃密なコンテンツになっています。

 たとえばこちらの、地球平面説支持者の根拠となっている奇書を紹介した回では、本そのものの説明からかなり話を広げて、科学哲学へのショートイントロダクションみたいになっているのがすごいですよね。