レジェンドルート ポケットモンスターSV

 

ポケットモンスターSV その1 現実では絶えて久しい経験

 ゲームのはじめの部分を進めていてしばらくすると、「ポケモンバトルが大好きな生徒会長」「バックパックを背負った長髪の青年」「スマホを通じてコンタクトを取ってくる謎の存在」の3名に、おなじ目的のために旅をしようよ、と誘われる。

 このゲームにはどの順番で進めてもいいシナリオが大まかに3つあるとは聞いていたのだが、それが上記の3キャラに割り振られている、という仕組みなのでしょう。

 

 ……というただのゲームの仕組みなのだが、プレイしながら、「あれこんなふうに誰かに純粋に信頼されたり力を見込んで頼られたりするのって、現実では最後いつだったっけ」としみじみ考え込んでしまった。ひととおりクリアしたらカウンセリングにでも行こうかな。

 

ポケットモンスターSV その2 レジェンドルート

 気を取り直してゲームの話に戻ると、この3人のうち、とりあえず一見一番ほっておけない感じがした「バックパックを背負った長髪の青年」・ペパーくんのシナリオを進めていくことにした。

 どうやら、なんらかの深い事情でレアな「スパイス」が必要らしく、それを手に入れるために、世界の各地にいる強力な「ぬしポケモン」を倒したい。ただ、彼はバトルは専門ではないので、僕に協力をお願いした、という次第。

 

 ぬしポケモンを倒してあげたところ、俺のモチベを上げるためになのか、「ジムバッジを模して作ったお手製『ぬしバッジ』」(ぬしを倒すたびにくれるらしい)をくれて、健気さにちょっときゅんときてしまった。

 しかもスパイス集めの深い事情もやっているうちにわかってきて、それもまたエンパシーを誘うものだった。

 

 ほかの2人のシナリオは言っちゃえば、「遊び」「僕らがいま必ずやらないといけないことか? といえばそうではない」*1という感じで、重要性にも緊急性にも欠けるので、とりあえずはいったんペンディング。「レジェンドルート」をすすめていくことにした。

 

ポケットモンスターSV その3 姑息な戦いとその果て

 「レジェンドルート」を進めていくうちに敵が強くなってきて、その辺を歩いているちいさなポケモンにすらレベルが高すぎてふつうに負けるようになってきた。

 道中のそういうポケモンは無視したり逃げたりすればいいのですが、「ぬし」はちゃんと倒さなきゃいけない。最後のほうのぬしはめっぽう強く、ふつうにポケモンしているだけではまったく歯が立たなかった。

 

 ……というわけで、たまたま進めるうちに捕まえていた「ベトベター」がいたので、力を借りることに。

 「せんせいのツメ」を持たせてどくどく、あとは回復アイテムやビビヨンの「まもる」でターンを稼ぎ続けるというキショ戦術で何とかすべてのぬしを討伐することに成功した。

 「せんせいのツメが発動するかどうか」×「ベトベターが指示通り技を出してくれるか」*2のくじを1ターン目に引くだけのつまらないゲーム体験になってしまったが、ペパーの目的のため、これは過程ではなく目的のための旅なのでしょうがない。*3

 

 スパイスを集め終わったあとも、シナリオはさらに続く。その過程でペパーくんに真剣勝負を挑まれた。「この先に行く実力があるか試したい。……あ、soudaiくんじゃなくて、俺のってことよ?」みたいなことを言われて、謙虚でいいやつだなあとは思ったが、僕はここまで過程をすっ飛ばして勝ってきただけの張りぼてなので、真剣勝負とかはやめてくれ、と思った。Lv50台のポケモン4体とか持ってるんすか。俺の戦力はLv31のベトベターと、Lv17のビビヨン*4よ? 一瞬で負けた。

 

 まあ、このシナリオにおける緊急性の高い課題は解決したので、ほかのシナリオを進めたり、探索したりしながらレベルを上げようと思います。

 

つづき:

*1:一見ね。

*2:ジムバッジがないので? なんか指示を聞いてくれない。

*3:あと、一緒に戦ってくれるペパーがふつうに強かったのも大きい。

*4:このビビヨンのレベルがたまたまだが17と十分に低かったから? 命令を聞いてくれた(「まもる」ガチャを減らせた)のがぬし攻略の重要ファクターだった。