短歌 79

 

年始から暮らしの続きをする僕のかるく洗って炊く無洗米

 

 

君も守る風営法かでぶねこが道を塞いで眠る路地裏

 

 

献立表カレーに書き換え永遠と祈りのような僕らの筆致

 

 

恥ずかしいくらい華やか雨の日も開店祝いに置かれた花は

 

 

豚汁の芋がじゃがいも 店を出て卒業旅行の果てで僕らは

 

 

かわいいがあふれているが深夜二時なので寝ないとそろそろいけない

 

 

それからも真面目なふたり真夜中のコンビニコーヒー飲み切って捨てて