沼津さんぽ記14 原~片浜

 

 非常に風は強かったものの体は外出を求めていたので、ちょっとだけ外出することに。今日は「原」という駅で降りた。

 

写真は撮影失敗していた

 駅前には新しいロータリーと新しい住宅地があって、お店的なものはまったくない。幹線の途中の田舎ではないローカル駅でよく見る光景*1であった。線形の都合で、もともとこの辺で栄えていたところは無関係に駅ができたあと、宅地として開発されるみたいな。ただ、一応案内板を見るとお寺とか庭園とかがそこそこあって、文化の蓄積もある町なんだなという面影は感じられた。

 ここはいまは沼津市原という地名だが、昔は原町っていう独自の市町村だったという話をよく沼津の人から聞きます。

 

 ここからは3つの異なる景色を見ながら片浜駅まで歩いて行くことになる。まずは道路。けっこう交通量が多めで歩道も狭いのでストレスがたまる。ストレスが溜まってきたら……、

 海沿いへちょっといくと千本松原という防風林があって、そこを縫うように遊歩道があるんですよね。これもまっすぐ続いているのでこちらを歩くこともできる。ただ、足元が柔いので歩き続けると怠くなってくる。そんなときには……、

 

 さらに海沿いへ。堤防の上から海を見ながら、こちらも目的地まで一直線で歩くことができます。本来最高なのですが、今日は風が強すぎて海はめちゃ荒れ、ここを歩くだけでも結構しんどかったので、松原に戻り…、道路に戻り…、でも道路も飽きたので松原に戻り…、堤防に戻り…、としているうちに目的地に着いた。

 

 目的地の前にお昼を食べました。「くれ竹」という名前のもつ煮と焼きそばのお店。一応お酒もあったが、居酒屋的な感じではなく食堂である。この焼きそばも、僕はなしでお願いしちゃったのですが本来はご飯がついていて、焼きそば自体もご飯のおかずになるような味付けのものだった。お通しでついてきた漬物も良かった。

 

 こちら。どの地元にもそれぞれのものがあるでおなじみ、ホビー系のリサイクルショップですね。沼津のこちらのお店は「おたちゅう」という名前で、客層をストレートに表しすぎていて残酷だろ、と思ったのですが僕の穿った読みで、本当は「お宝中古市場」の略らしい。

 

 なかは意外と雑然としておらず、けっこう大きなクレーンゲームのコーナーだったり、駄菓子コーナーなどがあったりして、なにかを探しに行くというよりはヒマな休日になんとなく時間をつぶしてもらう、滞在型の施設としての狙いもあるように見えた。

 その分品揃えはあまり多くなく、ここが中高時代の唯一の文化だとちょっと物足りないな、という気も。

 

 その後は片浜駅から帰宅。良いさんぽでした。65点くらいか*2

*1:東北本線にこういうの多いイメージがある。

*2:最近すべての物事に点数をつけるのにはまっている。