清水→静岡

 

 「清水」と「静岡」の関係をなんとなく、「静岡市の中心を清水と呼んでいる」*1だと思っていたのですがどうも違うらしいということがわかったので、お詫びとして清水から静岡まで行ってみることにした。

 

 ここが清水の駅前アーケード。ここを行けば、清水市街地と静岡市街地を結ぶ電車「静鉄静岡清水線」の新清水駅がある。静岡から清水へ行くとは思ったけど、歩ききるほどのモチベはなかったので、どっかで電車を使えるように、基本はこの路線に沿って歩くことにする。

 

 このアーケードにはぶち抜きで、目隠しのパネルまでつけてマンションが建っていて、商業地としての寿命の終わりを感じさせた。地方が好きなので、いきなりこの光景を見るのはちょっと切ないですね。

 

 歩いていたらすごい構造の駅を見つけたので思わず乗ってしまった。わかりにくいんですけど、線路をまたぐように道路橋がつくられているんですがその道路橋のてっぺんにめっちゃちっちゃい*2駅舎があってそこから階段で線路2本に囲まれた島式ホームに降りる、という構造になっている。

 これで外出の元は取ったな、という感じのいい建物でした。

 

 「柚木」という駅で降りて*3また散歩を続ける。面白かった建物はこれ。ものものしく有刺鉄線があって、近くには「キャッシュ・ロジスティクス社」という表示。

 ちゃんと字面を受け止めるのであれば、現金を輸送している会社ってこと!? いや~それは有刺鉄線絶対いりますね。

 

 そして静岡市街地に。静岡、僕が思ってた10倍くらい都会でビビりました。東京だと北千住くらいかな。

 

 静岡では実は行ってみたかったお店があってそれがこちら。僕が18~22歳くらいのころによく通っていた*4「洞くつ家」という吉祥寺のラーメン屋さんがあって、そこで修業した職人さんが地元でやっているお店なんですよね。

 味は「洞くつ家」とはまた違った感じだったけどまたおいしかった。あと、コップとかが洞くつ家とおなじもので懐かしい気分になりました。

 

 もうひとつ特筆したいお店がこちら。全国各地の日本酒をこんな感じのカクテルグラスで、1杯500円くらいから楽しめるお店。きさくだけど適度にほっといてもくれる最高なおじいさんがやっていて、楽しく飲み比べできました。

 店構えのわりにけっこう若い客が多くて、しっとり日本酒を楽しんでいる雰囲気も良かった。ここはどや顔で友人を連れて行きたいお店である。

 

 帰ってもいいのだが、なんとなくビジネスホテルに泊まりたい気持ちだったので宿をとって宿泊。……明日は逆に静岡から清水へ、別ルートで向かってみます。

 

*1:大阪と梅田みたいな。

*2:改札前に人が3人並べばもういっぱいである。

*3:けっこう進みました。ごめんなさいさぼっちゃった。

*4:洞くつ家再訪 - タイドプールにとり残されて こちらの散歩回でちょっと話しました。