エネルギー戻らず~23-24シーズンEPL第20節 トッテナムvsボーンマス~

 

 この試合の開始時間は日本時間で12/31の23:00。つまりハーフタイムで年越しをしちゃうことになるわけですね。クリスマス休暇がないイングランドサッカーのチームを応援しているとたまに遭遇する年越しマッチ*1で、僕の人生においては初めてでした。

 

 ディレイしても良かったのだが、リアルタイムで見たぜ。*2

 

 結果としてはこんな感じでした。人員不足とそれによって生じるエネルギー不足は今節も直らず(まあ、直ると期待する要素はないのですが)、最初の20分間に出力を出せた以降はあまり自陣から出られず、ボーンマスの攻撃を耐え忍ぶ展開となった。

 そんななかでも、イケイケの時間帯に先制点を決め、その後は苦しみながらもシンプルな攻撃で効率よく追加点をとれた。結局リーグ戦ってね、万全じゃないけど惰性でなんか勝った、みたいな試合をどれくらい積み立てれるかの勝負みたいなところはある。TOP4を「目標」というよりは「ノルマ」と言っていい位置でシーズンの後半を迎えられたのはとてもよかった。

 

 ただ、良くないことの印象のほうが強い。今回ベンタンクールが戻ってきて60分ほどプレーしたものの、かわりにサールとベリスを失った。サールを失ったのはベンタンクールの復帰をプラマイ0に戻してしまうくらいのインパクトがある。ベリスは短期的なチーム力の損失としてはそれほどでもないのかもしれないけど、本人にとっては名を上げるチャンスだった*3し、ピッチを出て行くときの投げやりな表情が痛切だったな。

 

 なんか大雨になったりやんだり雹が降ったりと天気も悪かったし、カメラで抜かれる出場してない選手も、なんか運悪く変なところが映っちゃって雰囲気良くなかった*4よな。シーズン序盤にあった、楽しくてモチベーション高くて、結果も出てる最高のサイクルは終わって、早く過ぎ去ってほしい時期をなあなあで過ごそうとしているマインドになっちゃってるように思える。

 ポロとか、ベン・デイビスとかヴィカーリオとかソンとか、まだ気持ちを切らさずに敢闘してくれている選手はいるけど、そこにけが人が出たらまた一段階下のチームになってしまうだろうなという感じがすごい。

 

 1月のリーグ戦はあと1試合、相手はマンチェスター・ユナイテッドという弱いチームなのでここをしっかり取って、人が復帰して補強もして*5戦力がまた戻ってくるであろう2月以降を戦いたいですね。

*1:これにより、一年間で見た試合の数を数えると半整数になってしまう。

*2:まあなるべく年越しはふつうの1日として過ごしたいという気持ちがある。あけましておめでとうとかも社会性の問題で言われたら俺も言うけど、心では特にめでたいということはないただカレンダーの数字が動くだけと思うようにしている。

*3:次の試合からソン・フンミンがいなくなるので出場時間の増加が予想されていた。

*4:とくにロリスは抜かれたのにずっとスマホを見ていて「試合を見よう笑」と突っ込まれていた。レジェンド選手と言っていいはずなのになんか感動できないお別れになってしまったのがもったいない。

*5:正直マディソン、ビスマ、ロメロ、ファン・デ・フェン、サール、ソンなどが戻ってくると考えるとありえない補強だと感じる。マドリー方面と違って本当にシーズンアウトみたいな選手がいないのはまだありがたいことですね。