スタメンはこんな感じ。ウドギはサスペンションから帰ってきたものの、代表ウィーク中にサールが負傷。なのでかなり並びも変わったし、ブライアン・ヒルやロ・チェルソといった、チームの構想に含まれているのかよくわからない選手がスターティングメンバーに名を連ねた。
それでも最初の20分ほどは、アストン・ヴィラを相手に順位表での上下通りの展開を作り、セットプレーのこぼれ球+ディフレクションという偶発的な形だったが、先制点をとることに成功した。
We make our first change 🔄#TOTAVL // 1-0 pic.twitter.com/GBwcyoUX1O
— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) 2023年11月26日
けどまあこれですわね。相手選手と接触してベンタンクールが負傷交代した後から、トーンに陰りが見えてくる。人が変わってもそれまで通りプレーしようという意志は見えるのだが、どこか無意識だったり表面には表れないところで何かがくるっていて、その狂いが数字には無慈悲に表れる…、といった感じで点はことごとく決まらないし、逆に「あっ」というところから失点する。結局リードを返され2-1で終戦となりました。
まず絶対的に選手がいないので今負けていることは正直しかたがない部分が強い。当たってる相手も強いところが多いし、年明けくらいまではこの問題に根本的に取り組むことはできない。
それはわかってるんですが、でもなんていうかリバウンドメンタリティみたいな! マジで人いないし相手強いし暗雲凄いけどなんかなんとかなったぜ💪的な感じにもなってないのが見ていて辛いのである。
なんか強いチームは結局控えメンバーが出ても、ずっと劣勢だけど守り切ってなんか一本決めてなんやかんや勝ったりするじゃないですか。あるいはニューヒーローが台頭するとか。もちろん負けるときは負けるんですけど、最小限に抑えて、メンバーがそろってから連勝してまくれる位置にはつけておけるみたいな。
現状スパーズでは、代わりの選手が出て、……例えば今回はホイビュアやロ・チェルソはいいプレーをしましたが、かといってそれで勝てるほどではなかったし、ブライアン・ヒルなどただただ厳しい選手もいた。
なんか上手いこといって勝てるかというとそうでもなく、むしろ運命には見放されているような感じまである。ちょっときっかけをつかんだところにけが人が出て台無しになっちゃうとか。
さらに、そのような「逆境を跳ね返すなにか」をつかむ雰囲気がチームに生まれているかというとそうでもないんですよね。
今日もエメルソンが最後に1回攻撃行くぞってところでボール運びをミスって簡単に奪われて負けが決まりましたが、そんなふうに、大事なところで軽いプレーでボールを失ったり、キーパー正面に蹴っちゃったり、誰にも合わないクロスを蹴ったり、コーナーのヘディングを簡単に浮かせたりなど、そんなもったいないことしていたらノーマルステージはともかく逆境は跳ね返せんて!となるのである。
次はシティ戦ですが、正直エティハドでシティから勝ち点を得るのは万全の状態でも相当難しいことなのでチェルシー戦から数えて4連敗となるのは濃厚という感じである。
きっかけをつかめるとしたらロメロが戻ってくる次のウエストハム戦だが、そこでもまた跳ね返す気持ちが空振りしてしまうようだとさらに長引く。
でも、だれも逆境を跳ね返せないなら、世の中にドラマというのはなくなる。実際はそうではないので、その役目がスパーズだったっていいと思うんですよ! 今後も祈りながら毎日見ていきます。