おかえりベンタンクール~23-24EPL第10節 クリスタルパレスvsトッテナム~

 

クリスタルパレス vs トッテナム】試合ハイライト 23/24シーズン プレミアリーグ 第10節

 マンデーナイトからのフライデーナイト開催だったので中三日。おためし過密日程を楽しむスパーズは、アウェーでクリスタルパレスと勝負。

 

 前節と同様「人事考課」感のある試合でしたね。この試合からスパーズは、これまでプレーした選手全員に通し番号を与えるマイナンバー制度を導入*1したのですが、本日のスカッドで最も若い796の番号を得ているベン・デイビスが今回の被評価対象である。

 

 毎試合インパクトを与えているウドギ*2の代わりに左サイドバックで出場。内側にポジションをとったのですがそこからのプレーがどうも…。基本CBからボールを引き取れない位置にいるし、たまに回ってきても選択は外のリシャーリソンでしかも自分ははたいてすぐにインサイドの高い位置に上がってしまうという。

 そうするとマディソンのプレースペースを消してしまうし、ネガティブトランジションにリシャーリソンもデイビスも加われない。リシャーリソンがそこでボールをキープして起点になれればいいのだが、そんなこともなかった。スタートの位置だけ変わっているものの、結局デイビスがしているのは内と外に走ってゴール前で+1を作るという古典的なサイドバックのプレー。

 10分~20分くらいの時間帯では中に入ったデイビスが相手を吊っている間にマディソンが左に落ちてきてビルドアップ(これはいい形だと思う)というのもあったのだが、それ以外はチームとしては左での前進をあきらめ、もっぱら右に注力していた。デイビスをスタートから使うのは厳しい、という判断になったのではないか。

 

 一方、後半から出てきたエメルソンはその点では良かった。CBからボールを引き取れる位置でプレーし、パスの選択肢はまず中だった。クオリティはウドギに劣るのはしかたないものの、対人守備などで強みも見せていたと思う。彼は戦力としてカウントできそうである。

 

 あとのトピックといえば、おおきな祝福を受けてピッチに戻ってきたロドリゴ・ベンタンクールですね。みんなとタッチする姿を見て胸が熱くなりました。ふつうにチームの空気が良すぎる。

 

 今日は慣らし運転程度で、マディソンの役割でプレーしたっぽい? ファン的にはビスマの代わりが務まるか?とかが「務まる」「いや一列前だろう」と争点になっていたのですが、さらにもう一列前でも考えられてたりするのか。

 次のチェルシー戦では厳しいかもだけど、11月中にはベンタンクールの人事もはっきりしてきそう。まじでいなくなってからいろんなことが起きたので、実時間以上に久しぶり感がすごい。なによりなにより、彼のプレーを見れることが楽しみでしょうがない。おかえりベンタンクール。

*1:番号とか好きなのでこれはけっこうかっこいいなと思った。

*2:ウドジェと読んでいたがこの動画でベン・メイブリーさんが「ウドギだと思いますよ」と言っていたのでウドギに変えます。いや去年まではウドジェだったんですよ。急に仲間内で呼ばれかたが変わるときあるじゃないですが、いままで「ようすけ」と呼ばれていた友達がなんか気づいたら「よっくん」になってるみたいな。あの流れにあまりついていけず、でも急に切り替えたらなんか変だよなと躊躇して最後まで昔の呼びかたを続けがちで、「ようすけ」と口に出すたびにあ~俺浮いとるなと悲しくなる、みたいな経験をよくした学生時代を思い出して切なくなってる。サッカー関係ねえな。