前節までのあらすじ
(疑惑の判定もあったが)なんとか絶対富裕王者マンチェスターシティに土壇場で追いついた我らがトッテナム・ホットスパー。あいかわらず選手はいないが、次節に向けて、ロメロとひょっとしたらサールが復帰することが決まっている。さあ、この引き分けを浮上のきっかけにしたいが…?
Defeat at @SpursStadium ⏱️ pic.twitter.com/s6CvualdeH
— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) 2023年12月7日
だめでござる。
ロメロがCKで先制したときには持ってるな~と思い、個人的にはそこから気楽に見るモードに入ったのだが、「……まあそういうこともたまにはあるよね」という気の毒な失点と「……まあこの戦術をしていれば支払う税金のようなものだよね」という失点を食らい、一方こちらの攻撃は実る様子もなく、ふつうに逆転負けとなりました。内容もネガティブ一色だったといっていいのではないだろうか。
いつもなら自陣へひきつけてからはがしていくのに対し、今回は半ばウエストハムの策に乗って、半ばこちらの慢心と不用意で、相手陣内でボールを回す結果になったのがすべてだと思う。
ボールを持てるがために持ってしまって、結局崩せずに取りこぼすというのはよくある上位チームの負けかたじゃないですか。何ならそんな相手を嵌めて勝ち点をしたたかに拾ってきた側のチームじゃないですか、スパーズは。これから上向いていくぞ!というときにこんないいところなしの試合をしたのが残念でしょうがない。ロメロが帰ってきたのに、それを喜ぶ余裕はなくむしろマディソンの不在を強く感じさせるような首尾になってしまった。
これで直近5試合で勝ち点1と最下位。この期間未勝利なのはスパーズだけである。バーンリー、シェフィールド、ルートンですら勝ってるからな…。
8勝2分無敗で首位に立ったと思ったら、そのあと4敗1分ですよ。取る順番が違うだけで結局例年と同じである。使うのが嫌な言葉だが、あまりにも「スパーズらしい」と言うほかない。
サッカー以外の趣味を探すか
— soudai (@kageboushi99m2) 2023年12月7日
とはいえ出口の見えないトンネルにいるわけではない。結局のところ新戦術はおおむねうまく行っている*1し、選手たちの姿勢やチームワーク、パフォーマンスがとくに悪いというわけではない。鍵になる選手が怪我をしている、というそれだけなのである。
楽観的に見れば、2月まで全然勝てなかったとしても、その後大きな連勝がまたあればCL圏争いくらいには戻ってこれる。今年は強いチームが多く、かなりつばぜり合って上のほうも落としているので、CLラインはさらに混戦になってどこからでも狙える感じになるかもしれない。その時にまたひと勝負! というシーズンということで、なにとぞ…。
*1:これ以上の結果の改善を戦術に望むのも酷という気がする。