短歌 75

 

死んだ貝流水のなかとりのぞく今日は下品な話をしながら

 

 

他の星も焦ると競争になるから宇宙をゆっくり起動させます

 

 

父母会にわたしはそっと遅刻して妻だけに片思いする永遠に

 

 

地価安いきみの街にもあかあかと四時まで開いているラーメン屋

 

 

でも僕は先生が好き三月の暑さでアイスはとけて しまい

 

 

目指してる未来が異なり手を離す白物家電が居並ぶ売り場

 

 

占いの異口同音を疑わずわたしはわたしと結婚したい