いつまでも輝く光~23-24シーズン ラ・リーガ17節 レアル・マドリーvsビジャレアル~

 

モドリッチが1G1A!|レアル・マドリード×ビジャレアル|ハイライト】ラ・リーガ第17節|2023-24

 という試合を観ました。マドリーはベリンガムとモドリッチサイドハーフの位置で起用する4-4-2。相手の左CBにボールが入ったタイミングでモドリッチが列を上げてプレスに行き、逆にトップにいるブラヒムはちょっと下がり目の位置でピボーテへのパスコースを遮断する、というちょっと変わった守備の形でしたが、これがビジャレアルをかなり苦しめていた。

 

 ほとんどクリーンなビルドアップを許さず、攻撃では相手陣内に押し込むことができ、終始ペースを握る展開。後半頭には紛れを求めてやり方を変えたビジャレアルにハイプレスを食らったりしたが、……どちらかというと、屈強なプレス回避能力を持ったバックスを擁するマドリーにとっては基本的にはやりやすい展開*1。1点ぬるっと返されるもののしっかり後半にも2点追加して、危なげなく首位のジローナにぴったりついていく形になりました。

 

アラバまで靭帯を断裂したレアル・マドリーだが…冬のCB獲得はなし!リュディガー、ナチョ、チュアメニでやり繰りすることに | Goal.com 日本

 ただ勝ちはしたものの展開として激痛なのはアラバの長期離脱である。これで本職CB2名でシーズンをやりくりすることになってしまった。今年はもともと編成的にはCLを狙える年ではないが、それがさらに濃厚となってしまった。ベスト16がライプツィヒといういいイメージがない相手なのでここで敗退もあるのかもな…。

 今年はもう世界的にサッカーを見ているのか怪我を見ているのかよくわからない。本当に日程は何とかしましょうよ。

 

 あとはいくつか話題を。

 

 個人的にはひさびさにモドリッチ選手のゴールが見られたのがうれしかったですね。*2ここ数年はもちろん戦力ではあるのだが、どうしても、遠めの位置からのシュートは放つものの期待薄…、という感じの姿を見ていたので、点を取る瞬間を見れるというのはあと何回かなんだろうな…と思っていたので。いや~、これが最後にならないで! 引退の瞬間まで輝く光でいてくれ。

 

 あと目立っていた選手がルーカス・バスケス! マドリーの名バイプレイヤーといえばナチョの名前が他チームのファンにもある程度知られていると思うのですが、それに加えて、ルーカス・バスケスもですよ~ということも知られてほしいと思いましたね。

 今日はモドリッチに連動したプレッシングに、アタッキングサードでの切れ味、そして全局面での安定したプレーでチームを支えていました。カルバハルがいないタイミングで必ず穴を埋めてくれるのがありがてえよなあ。

*1:もちろん、2-0で勝っているシチュエーションなのでいまどんとこいというわけではないが。

*2:アシストも見事でごぜえした。