西諺 ほか

 

22-23ラ・リーガ第5節 レアル・マドリーvsマジョルカ

 引いて守るマジョルカvs攻めるマドリーという構図になった。マドリーは攻めるというか攻めあぐねていて、ボックス内でシュートに行けず、外からミドルを打つくらいしか有効な攻撃ができていなかった。

 マジョルカがセットプレーから1点先行して、……それ以外にもいくつか決定機を作っていたので負けもあったゲームであった。

 

 ただ、引いた守りは崩せなかったけど、トランジションの際にできた隙にスーパープレイを合わせて逆転に成功。そのあとも2点を追加して、スコア的には「圧勝」と言える結果にして試合をまとめました。

 

 先日ベンゼマを怪我で失い、今日はルーカス・バスケスまで…。いくつかのポジションをターンオーバーして臨んだこの試合だったけど、その状態で安定してリーガを勝っていける手ごたえをつかめたか? という観点でも微妙。とりあえず勝ち点を落とさなかったことだけはポジティブにとらえられる、……っていうくらいの試合になったでしょうか。

 

シンオウ地方

 ゲームがバグ技でめちゃくちゃにされているのを見ると興奮してしまうという、人には言えない性癖が僕にはあり、たまたまみつけた「偽シンオウ地方」の解説ゆっくり動画をとても楽しんで見ていた。

 マップの地の果てに、よく知っている自分たちの世界と「よく似ているけどちょっとだけ違う」もうひとつの世界があるってロマンティックでいいですね。

 

 ポケモンダイヤモンド・パールだと、僕の世代では非常に「四天王の部屋で波乗り」が有名だったのだけど、時代を下り、今ではそんなのなんて児戯に見えるくらいたくさんの規格外のバグが開発されている、……という雰囲気は感じました。ふつうに任意コード実行まであるんですね。

 

西諺

 という本を読んでいたがとても面白かった。じつはふだん使っている、……まあ使うはそんなにないかな、読んだり知識として知っている「ことわざ」のなかには、昔から日本語にありましたよという顔をしているけどじつは西洋由来のものがあって、それがどんな経緯で日本に入ってきて使われるようになったのか、またその定着していくプロセスのなかでどんなドラマがあったのか、文献調査をもとに推定していく、という本である。

 

 推定のプロセスがしっかり書かれているという点ではちょっと専門的な香りがするけど、同時に具体的なことわざの来歴を追いかけていく、というスタイルのため読み物として面白い。

 「ことわざの受容と定着」を通してみる日本文化考察、みたいな色合いもあって、「ことわざ」という限定的な領域だけへ絞った興味がある人以外でも楽しく読めると思う。Kindle Unlimitedにあるので、登録してるけど最近本読んでないな~という人にはおすすめです。