一人前の人間としてやってのけている気がしていた~羅川真里茂「赤ちゃんと僕」~ ほか

 

丹波 生貯蔵

上撰 辛丹波 生貯蔵|日本酒|商品情報|大関株式会社

 スーパーに行くと「辛丹波 生貯蔵」というお酒が20%OFFのアウトレットコーナーにあったので、買った。最近は肝臓力の低下によりお酒は飲んでいなかったのだが、20%OFFとなると話は別である。

 これは、金額が20%OFFということですが、もしアルコール度数が20%OFFであれば、日本酒はだいたいアルコール度数15%くらいなのでもはやノンアルコール、いやむしろ5%の飲酒枠が空くということになる*1、ということになるわけなのだ。


 夏っぽいすっきりとした味わいでふつうにおいしかった。大手酒造のふつうの価格帯のお酒は(認知していれば)、こういうOFF機会でもない限りわざわざは買わないことが多いですが、いざ買ってみるとやっぱ普通においしいよなと思った。おいしかったです。

 

一人前の人間としてやってのけている気がしていた~羅川真里茂赤ちゃんと僕」~

赤ちゃんと僕 1|白泉社

 母親を亡くし父親と弟と3人暮らしをしている小学校5年生*2、榎木拓也を主人公にしたほんわか家族コメディ。自分もまだ子供なのに、弟の世話をしなきゃいけない健気な彼を愛でる、という欲望の形が見える作品だな*3と最初のころは思った。

 ただ途中あたりから「面白いな」と思う話が増えていく。「弟の面倒を見る兄」というのは入口の設定にしかすぎず、すこしずつ出てくる豊富なキャラたちがそろったところで、丁寧にいろいろな話をしていて、その丁寧さがとてもいい。感動!とか逆に、シニカル!とかそういう強烈な味はないのですが、ひたすら丁寧に作られていてそれが読みどころになっているという印象を持ちました。

 

 ギアが上がってきたところで入ってくる、「両親編」がやはりこのマンガのハイライトなのでしょうか。べつに全然いい話ではない*4のだが、なんとも言えない魅力があるんですよね。

 両親編に限らず、このマンガのエピソードは優しいんだけどなんかちょっと妙なところがあって、予定調和という感じもしないというか。独自の魅力がある名作だと思います。

 

赤ちゃんと僕 - Wikipedia

 ちなみにWikipediaはこうなっていて、そんなリンクを貼ってやるなよ…と思った。*5

 

時間が1年巻き戻った~23-24EPL第12節 ウォルバーハンプトンvsトッテナム

 すべてが崩壊しつつも精神的にはポジティブに終えることができたチェルシー戦。つぎの試合に選んだメンバーはこんな感じで、いなくなった選手に近いキャラを使うというよりは、監督の中で役割ではなくFW、MF、DFと各ポジションのなかに序列があって、その順に選手を起用しているという感じなのかもしれない。

 選手の特長によって出ている戦い方はオプションで、出ている選手にはその選手の特性を生かしたプレーをしてもらい、監督がするのは全体としての方向付け程度にとどめる、みたいな。

 

 前半の前半くらいまではそれはうまく行っていて、ブレナン・ジョンソンの先制点は非常に美しい崩しでした。前半の終盤くらいからは自陣から出れなくなるが、むしろバックスのハイライン守備に不安のあるスパーズ的にはまあそれでも無しではない、くらいの形勢であった。

 

 で、これですわ…。

 正直勝ちに値するゲームはしていなかったので、まあこういうこともあるだろうなとは思うが、終盤で逆転されるのは非常にメンタルに悪い。

 

 とはいえ、なにか大きく変えるべきことがあるという感じではないので、まあ今のところは信じて見ていくしかない。選手が戻ってきたころに4位以内を狙える位置にいることが当面の目標となりますかね。

 

*1:CO2排出権取引と感覚は近い。

*2:作中で進級していく。

*3:とはいえ欲望が見えるのは個人的は好きである。隠しているよりは親近感がわく。

*4:悪い話でもない。

*5:そういう話ではないですからね。