戦線はひと段落したようで…

 

 10月16日にあやなんがいままでの苦しい思いをつづったストーリーを投稿してから始まった今回の騒動は、10月18日にてつやがあやなん、しばゆー、視聴者に宛てた長いツイートを投稿したことでひとまずは落ち着いたようである。

 僕は東海オンエアのファンなのでこの流れを、……とはいえけっこう面白いところもあったので多少笑けながらは見ていたのだが、やっぱりYouTubeでこれまでの東海オンエアの過去動画が流れてきて、サムネイルでみんなが楽しそうに笑っているのを見かけると心痛があり、急いで適当なほかの動画をクリックして画面からその画を追いやる…、ということをするくらいにはショックを感じていた。

 

 ただ、まあ見たところ、このお話は基本的には内輪もめの範囲であり、外部からの介入が必要なほどのモラル上の重大事や法令違反、コンプラ違反はなさそう*1なのでその点については非常に安心した。正直誰の気持ちにも共感できるし、誰かに悪意があるとかは無くてなりゆきの運と間が悪かっただけに見える。

 事態が起こってからの東海オンエアサイドの対応はかっちりとしたものであり、とてもよいダメージコントロールができていたように思える*2。てつやのツイートは誠実なものだった。しばゆーですらある程度自分の錯乱具合をコントロールできていたように見えた。とりあえず、現状の「東海オンエア」の仕組みをぶっ壊そう、この騒ぎをちょっとしたひび割れ程度では終わらせないようにしよう、という方向性に沿って発言していて、そこを大きく外れた個人攻撃とか暴露はしてなかったような気がするんですよね。悪口はけっこう「まあそれはそうわな…」ってなるものだったし…。

 あやなんに関してはそういった発想はなかっただろうけど、決定的に大きな内容の告発があったわけでは事実としてなかった。

 

 なので、一時はこのグループは終わったと思ったが、そうでもなさそう、というのがいまの感じである。

 

 ただまあ、今回たまたまてつやと家庭との板挟みにもあっていたしばゆーが爆発しただけで、いつか誰かが飛ぶのは時間の問題だったのではないか。

 東海オンエアというグループはメンバーへの負担が限界に達していて、それは視聴者はうすうす察していたことでもある。動画のクオリティにも影響があったし、「クソほど休む」と宣言した今年の目標も「全然できなかった…」とこの前の動画でも言ってたしね。しばゆー自身も「俺じゃなかったら虫さんがこうなってたよ」みたいなツイートもしてたし、とにかく、これがなくてもこのままでは先がなかったんですよ。

 

 うまく軟着陸できればよかったのだが、もう大ダメージを受けたのは仕方がない。なので、これを奇貨として一回グループとして休んでくれないかなと1ファンとしては思いました。活動をどうするか? とか事態をどう収めるか? とかいつ何をアナウンスするか? とかそういう建設的な話はいいので、とりあえず今控えている仕事をバラすことに全力を集中して、そのあとは何もしないでほしい。*3

 

 錯乱していたときのしばゆーのツイートは面白くて、そのなかに、「今後もメンバーとはたまに集まって動画を撮りたいなとは思うよ。お盆に親戚が集まるみたいにさ」みたいな内容のがあって、けっこう感動したんですよね。*4

 それもいいと思う。見たいよそういう動画を。

*1:現状関係者が発言した範囲では、の話でこれから出てくる可能性は否定できないが。

*2:メンバーや関係者は表立ってはほぼ無言を貫き、焦って事態を収拾しようとして墓穴を掘ることもなかった。地元の友人のTwitterアカウントとかも黙ったままだったので、あのあたりの人々は内部でかなり空気感が共有できてるんだろうなと思った。

*3:UUUMやUUUMを買った会社の人にとっては大とばっちりなのでいざそうなったら超かわいそうではあるが。でも、東海オンエアとUUUMの関係ではなにかUUUMが東海オンエアに活動を強制させることはできないと思うので、やろうと思えばそうなるはずである。

*4:ほかにもメンバーへの愛憎をかなりストレートに表現していて、それが良いでも悪いでもなく、非常に「そうだろうな…」としっくりくるようなものだったので、なんか、深かったのである。